「インターナショナルは無いだろう!僕は見たのかなぁ?」暗殺の森 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
インターナショナルは無いだろう!僕は見たのかなぁ?
初見ではないはずだが、何だかわけわからなくて、10分で熟睡。coffeeを2杯飲んでさぁもう一度。
『自分と似た人間がいると満足する。人混みの海岸やサッカーが好きで、、、自分と違う人間を警戒する』とファシズムの口上を聞き。
さて話はどうなるんだ。そうか、パリへ亡命中の教授を暗殺か!
って、この頃のフランスってファシズム真っ盛りだったのでは?ペタン元帥率いるヴィシー政権。少なくとも、3年後にはヒトラーがパリを陥落させる。パリはイタリアの反ファシズムの教授を受け入れる様な場所じゃない。1938年にドイツ高官が襲われて、ユダヤ人が迫害を受け、ホロコーストの始まる様な時代。こんなのんびりした話でファシズムを語る様な時代ではないはずだが。上映された現代に置き換えると、ベトナム戦争反対運動真っ盛りの時。果たして、僕はこの映画見たのだろうか?電話の受話器のシーンはなんとなく覚えているが。
見ていない!なぜなら、ドミニク・サンダはお尻が印象あるから。ロベール・ブレッソンの『やさしい女』だったね。見たのは。ドミニク・サンダの胸は記憶の欠片すらない。
いずれにしても、我が青春の1ページを飾るような名作ではない。見ればトラウマになっていたかもしれない。
兎に角、『不条理なストーリー転回』は良いが、フランス人はファシズムとは関係なく、イタリアやドイツとは違うなんて語る偽りが共感できない。
また、
イタリアは第二次世界大戦は日本やドイツの様に敗戦国ではない。ファシズムはイタリアが起源かもしれないが、ムッソリーニと共に形の上では滅んでいる。そして、寧ろ、コミュニストがその後台頭している。この演出家もその一人。それが悪とは言わないが、表裏一体のような気がする。
ベルナルド・ベルトルッチと言えば『ラスト・タンゴ・パリ』見たかったが、僕は当時高校生だった。R18だよ~ん。しかし、音楽はガトー・バルビエリ。
で、何故全否定しないか?
哲学教授の頭皮が、まるでキッバー若しくはヤルムルケみたいに見えた。つまり、その方を暗殺するとなれば、イタリア人としての自戒の念?さて。
女の体制順応もすごい(すごかった)と思います。戦時中の制服みたいな白い割烹着とか、右にならえのブランドもの購買熱とか。いわゆる身体上の性別でなく。たまたまこの映画ではアンナと主人公の妻がとても自由で正直で自然だったので。
フランス、あの時は傀儡ヴィシー政権の前なんでしょうか?わたしもそこらへんはよくわかんなかったです。フランスの国旗って🇫🇷これですよね?イタリアの国旗🇮🇹はこれですよね?フランスの自由・平等・博愛を示すトリコロールをちゃっかり頂いて、ブルーをグリーンにしたのがイタリアの国旗だと、イタリア人(インテリ)に聞いてとてもびっくりしました。節操がないというか。