アビスのレビュー・感想・評価
全14件を表示
美麗な映像ハイスペックなSFX!でも長い!!
今夜(2024/10/14)観ました。
アマプラの配信が近日中に終了するとの事で、ずっと先延ばししていましたが、今回視聴を決意しました。
139分という長尺が二の足を踏んでいた主原因です😅
ジェームズ・キャメロン監督らしさが随所にみられる作品で、潜水艇のシーンなど『タイタニック』を彷彿とさせますし、『アバター』や、『ターミネーター』っぽさも感じました。海底探索のシーンや、潜水艇内のセットのリアリティは手抜きを一切感じさせません。狭苦しくて暑苦しそうな最悪な環境が容易にイメージ出来ます(笑)ただ、艇内の騒音に関しては映画なので、表現できなかったのでしょうね。
海底で未知の物体を発見、友好関係になるも艇内でトラブル発生、悪者と対峙、主人公のピンチ、感動のクライマックスからのエンドロールと、大まかにこんな流れでしたが、とにかく長く、途中でだらけてしまいました。
面白い映画ではありますが、一気に観るよりは数回に分けて観るのがいいと思います。
宜しければご覧ください!
内容はイマイチだが「エイリアン」と「ターミネーター」の監督らしさが随所に感じられるのが面白い。
「ツイスター」(1996年)は本作の構成を真似たのではないか。
技術職の男と、男勝りな妻が命知らずな冒険をする。物語のはじまりではふたりはぎくしゃくしているのだが、冒険の中でお互いを認め合う。
本作は海底に沈んだ原子力潜水艦の調査がミッションだが、海底に潜む未知の生物とのコンタクトがテーマとなっている。キャメロンが高校時代に書いた短編小説がもとになっているというが、善良な「エイリアン」のようなストーリーだ。「エイリアン2」(1986年)の次に撮った作品だから似ているのかもしれない。もしくはキャメロンの中でこのパターンがテンプレート的に持っていたのかもしれない。
潜水艦から核弾頭を奪う兵士とそれを阻止しようとする主人公、というプロットと、未知との遭遇を合体させるアイデアは斬新ではあるが、物語のベクトルが分散してしまっている感は否めない。海底の生物がいないほうが映画としてはうまくいっただろう。
ただし、本作のクリーチャーを表現する際に水の表現をILMのCG技術によって実現し、「ターミネーター2」につなげたという意味では、必要な要素ではあったのか。
本作が製作されていたであろう1988年はアメリカ経済が好調な時期だった。また、1989年は「インディジョーンズ最後の聖戦」や「バック・トゥ・ザフューチャー2」、「ゴーストバスターズ2」といった作品が公開されていた。今でも話題にのぼるエンターテイメント大作が公開されていた時期だったのだ。
本作もそんな時期に公開された楽しい娯楽映画だった。
が、
製作費104億円
興行収入130億円
意外と売れなかった。もしくは製作費をかけすぎたか。
いささか地味な位置づけではあるが、キャメロンとしてはそれなりに大切にしているらしくリストア版のプロジェクトも進んでいるらしい。
海底でのひっちゃかめっちゃか、
もっと現実的な救出劇とかならまだよかったかと個人的には思うけど、なんか出てきていろいろあって、ちょっと興醒めしたー。
緊迫した場面もありつつ、ディズニーみたいな場面もあったり、いったいなんの映画だったんだろうか、と。(笑)
最後も最後で、これまた、まあ、なんちゅー終わり方だ、と。
愛は勝つ‼️
この作品が公開された当時、確か深海を舞台にした映画がちょっとしたブームだったと思う‼️深海版の "エイリアン" 「ザ・デプス」、深海版の "遊星からの物体X" 「リバイアサン」、そして深海版 "未知との遭遇" である今作「アビス」‼️ただ今作は深海版 "未知との遭遇" との呼び名さ表面的なモノで、作品を鑑賞するとヒジョーに奥深い作品であります‼️深海で座礁したアメリカの原子力潜水艦救助のため、海軍のダイバー・チームが、海底の石油採掘基地ディープ・コアに派遣され、責任者のバッドやディープ・コア設計者のリンジーらと協力して潜水艦に向かうが、乗組員は全員死亡。そんな時、地上の嵐によって孤立してしまったバッドたちは、深海で謎の光る生命体と遭遇する・・・‼️まずキャメロン監督と言えばその映像表現だとは思いますが、今作はその深海の映像が美しすぎます‼️美しい青の画面にディープ・コアのメカニックの造型が映え、漆黒の深海を潜水艦が潜航したり、深海スーツのバッドが果てしない闇の底へ降りていく‼️ホント息を飲みます‼️ディープ・コアや作業艇リトルギーグ、潜水艇などのメカニックのデザインもホント緻密‼️生命体のデザインもピンクに発光し、まるでメカのような形態だったり、エイのような生物的な形態だったり、水を操ったCG描写だったりでホント美しいです‼️冒頭の潜水艦座礁のパニック描写‼️迫りくる水の迫力は戦慄‼️ケーブルにディープ・コアが引きずられるスペクタクル・シーン‼️コフィ大尉とバッドの肉弾戦‼️核弾頭爆発を防ぐための潜水艇同士の戦闘シーン‼️ホントにキャメロン監督のアクション描写は素晴らしい‼️キャメロン監督作常連のマイケル・ビーン演じるコフィ大尉が魅せる極限の心理描写がスゴい‼️ディープ・コアでの閉鎖的空間と深海の水圧で精神に異常をきたす様をリアルに体現‼️テーブルの下で自らの腕をナイフで切り刻むシーンはホント身震い‼️そしてこの作品も他のキャメロン監督作品同様、愛のドラマなんですよね‼️全編を通して元夫婦であるバッドとリンジーがいがみ合いながらも、愛を復活させるまでが描かれています‼️バッドが未練がましくつけている結婚指輪がバッドのピンチを救ったり、バッドたちがリンジーを蘇生させるシーンの緊迫感、深い海溝に降りていくバッドにリンジーが必死で語りかけるシーンなど、ホント素晴らしいシーンの連続‼️そしてラスト、絶体絶命のバッドとディープ・コアの面々は謎の生命体に救われる‼️彼らの心を動かしたのはバッドからリンジーへの愛のメッセージだった‼️ホントにキャメロン監督らしい映画‼️必ず最後に愛は勝つ‼️
間延びして退屈だけどSF的な映像や設定は素晴らしい
本物感のあるセットや
ギャラクターの造形は良い
CGの水オバケは本当に美しい1989年にあれを作ったとかほんとすごい。
ある意味、キャメロンがやりたことだけをやった映画って感じがする。
リドリー・スコットで言うところのプロメテウスなのかもしれない。
息苦しい
水の中で息が出来る液体にネズミを入れたり、
バッドが潜水服の中に入れるシーンは
観ていて息苦しくなりました。
まさかの津波逆行でしたね。
バッドが命を懸けて、核弾頭を海底に沈めに行く動機付けが弱いような・・・
どこか高級感が漂うSF
ジェーム・ズキャメロンはどっちかというと高級感が漂わない大衆娯楽的なエンターテイメント作品が多かったような気がする。その中でこの作品がちょっと得意な高級感漂うそれSFで私はとても気に入っています。 ジェームズ・キャメロンはどういうわけか船が好きですね。タイタニックとか宇宙船の話とか色々と書いていますが、この作品が一番、船という設定をうまく生かした作品のような気がします。そして壮大なテーマやメッセージが伝わってきて。他の著名な作品からするとこれは一般的には評価が低いような気もしますが絶対映画ファンなら見逃してはいけない映画だと思います。
Twitter アカウント変更しました。プロフィール参照してください。
短絡的
長い。薄っぺらい。久々の駄作。
何だこれ?公開当時に観ても感動出来なかったと思う。何のカタルシスも感じられない。酷い駄作。
主人公とワイフにシンパシーを感じたのなら、2人だけ自分たちの世界に残して、人類補完計画よろしく、一度人類を滅亡させてしまうほうが、まだサッパリした。
酷く長くてヌルい話。
きれいな映像
全体的にはテーマが薄くなっているが、途中で海軍の軍人が切れてしまい、ソ連が攻めてくるという妄想に核をぶっ放そうとするところが怖かったですね。明らかに80年代に盛んになる反核ムーブメントに呼応していると思われます。映画が作られたのはソ連崩壊前という時期なので、冷戦の時代背景も理解できるが、軍隊の暗い内面をも痛烈に批判していると感じます。
しかし、途中で未知の生物に対する描写が薄れ、最後で強引に『未知との遭遇』に持っていったという所のバランスが悪いです。時間も140分は長すぎですね。また、こんな海底を素潜りで・・・って、これは不自然すぎます(笑)
エド・ハリスの演技もいいし、メアリーの死に顔が素晴らしかった。う~む、やっぱりラストは問題あるなぁ・・・
子供の頃の記憶はあてにならない
微かな記憶のなかで
アビスは眠れなくなるほど怖くて、ラストに凄いスケールを感じさせてくれる映画だったような気がして見直してみた、
結果、思いでは思いでのままにしておくべきだったなぁと。
設定も物語の詰めもまだ甘い
総合:55点
ストーリー: 35
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 75
音楽: 65
台風で海上施設のクレーンが壊れて、海中の施設が破壊されていくところの場面などは緊迫感があった。浸水が続いたり火災が発生したりして、どうやって生き残っていくのだろうかと緊張して見守った。施設のセットなどもそれなりによくできていて、キャメロン監督はそのようなアクション的な場面の良さは「ターミネーター」で既に実証済み。ここが一番の見せ場であったように思う。
だが施設の事故と軍隊との対立との話だけで十分だったのではないか。さんざん施設の事故と任務の部分に2時間以上を長々と使った後で、最後のほうで知的生命体との遭遇と人類の愚かさを考えるとか、ここでさらに必要だったのだろうか。焦点絞って事故と脱出のパニックものにするか、あるいは最初から知的生命体との出会いを中心にしたほうがわかりやすいのではないかと思った。
そしてこの生命体、これだけの力を持ちながら今までいったい何をしていたのだろう、なぜ今になって急に出てきたのか、核戦争も核実験も過去に既にあったのに、そのときは何もせずになぜ今回だけは300メートルの津波なのかとか、そのせいで少なくとも沖合にいた船は全部沈んだろうなとか、突っ込みどころに事欠かない。
設定もおかしい。潜水艦が沈んでいたのは深度600メートル。そんなところに救出に行けば水温も低いだろうし、映画の中で言っていた2-3度だと普通人間ならば一分も生きられないだろうし、何よりまず水圧に潰されるはず。深海魚じゃあるまいし、軍人たちを制圧するときにそこを平気で潜水器具もつけずに泳いでいるのがかなり不自然。器具をつけたとしても、数千メートル潜っていくなんてありえない。このあたりは無理がありすぎを通り越して馬鹿丸出し。
脚本はキャメロンが高校時代に書いた作品を基に書き直したものだそうだ。だが設定にしろ本筋にしろご都合主義の結末にしろ、やはり所詮は高校生が考える程度のものでしかないと感じた。脚本が悪すぎて作品を駄目にしているのがもったいない。
全14件を表示