「舞台演劇そのまま」熱いトタン屋根の猫 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
舞台演劇そのまま
総合:55点
ストーリー: 60
キャスト: 75
演出: 45
ビジュアル: 70
音楽: 65
一つの家でひたすら続く科白の言い回し。映画というよりは舞台を見ているようだと思ったら、やはり元々は人気舞台作品の映画化だそうです。
物語は基本的に科白で語られる。彼らの過去も現在のしがらみも憎しみも愛情も何もかもが科白で表現される。もちろん表情や行動による表現もあるのだが、やはり舞台をそのまま移植したという印象が強い。劇中の殆どの時間が、憎しみや嫉妬や、そのような負の感情をずっと喋り続けることに費やされるため、聞いてて気分のいいものではない。せっかくの映画でどんな表現でもどんな映像でもできるのに、ひたすら科白を喋り続ける。とりたてて舞台が好きでもない私としては、それほど好きな演出でもなかった。
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