「舞台で鑑賞する作品かもしれない。」熱いトタン屋根の猫 いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
舞台で鑑賞する作品かもしれない。
テネシー・ウィリアムズの演劇を映画化したもの。かっては新潮文庫より翻訳本がでていたが、いつの間にか絶版になっている。
「欲望という名の電車」ほどに映画化は成功していない。エリザベス・テラーは好演していると思う。ポール・ニューマンの演技は、少し硬く感じた。また、一本調子とも感じた。地下室で父親と二人切になったところから、変わっていくはずなのに変化が、あまり感じられない。
家族愛がテーマだと思うが、この作品が面白くなってくるのは、終盤近くになってからだ。それまでは退屈で、エリザベス・テラーの美貌やその下着姿を楽しむくらいしかない。有名な舞台作品を映画化しても、稼げるとは思えない作品だ。でも、役者は演じたい作品だと思う。
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