悪魔を憐れむ歌のレビュー・感想・評価
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もう少し謎感が欲しかったかな
捕えた殺人犯が死刑となり、この世を去った。
しかし再び起きた殺人事件。
しかもそこには死刑になったはずのあの犯人の痕跡が残されていた…
デンゼル・ワシントンは相変わらずの素晴らしい演技で、作品もなかなかミステリアスで良かったです😊
ミステリー物とは違い序盤からもう相手は解っているサスペンス(というか予告の段階でもう…)なので、犯人探しよりもどう対処するかという映画になります。
ただ!
私は途中でもう結末が読めてしまった!😂
映画を見慣れてる人には分かりやすい伏線だったかな?
二番煎じ感
俳優たちはいいし、映像の雰囲気もいい。しかしながらこれは、ウィリアムフリードキンのエクソシストとデヴィッドフィンチャーのセブンという2つの最高の映画のコピペのコピペでしょう。どうしても新鮮味に欠ける。
若きデンゼルの魅力
悪霊に狙われた刑事の奮闘を描く物語。
大好きなデンゼル・ワシントンが主演するオカルトサスペンスです。
オカルトですが、ホラーに寄り過ぎずに、しっかりとサスペンスしているところは好感です。
この作品の良いところは、悪霊が「人憑き」であるところ。人と人の接触で乗り移る「人憑き」。それは不気味で絶望的な設定。でも、呪詛でも魔術でもなく「人」として襲ってくる為に、主人公も人として立ち向かうことが出来ます。
冒頭の死刑囚の下りから、連続殺人の謎、悪霊との攻防からクライマックスへ・・・ストーリー展開は秀逸で見事なものでした。
ラストでのデンゼル・ワシントンの演技も素晴らしいですね。死の覚悟、友人を殺すことになる葛藤、それでも弟の仇をとり、悪霊を殺すことが出来る達成感。そんな感情がないまぜになった表情が、とても素晴らしく感情を揺さぶられます。
逆に残念なところは、「何故」が解消されていないこと。
①「何故悪霊に付かれたまま犯罪者が逮捕され、死刑執行までされたのか?」
②「何故主人公に悪霊は憑りつけなかったのか?」
③「何故悪霊は主人公を付け狙ったのか?」
③については、②にかかっているのでしょうが、憑りつくのであれば死刑執行された際に出来たはずで・・・辻褄は合いませんよね。
もう一つは、「どうやって悪霊を倒すのか?」「悪霊の弱点は?」
これらが、主人公・・・或は主人公に協力した女性教授が発見したのであれば見ごたえがあったのでしょうが、結局先人が見つけたものを読んで知った・・・では、少し少子抜けしてしまいます。そもそも、その本の作者は、どうやってその弱点を見つけたのか・・・そんな事も考えてしまいます。
ラストの猫の下りは、蛇足そのもの。私的評点は4にしました。
デンゼルごっこ
悪魔が霊となって人々を次々に移ってゆく。宿主が死ねば、触らずとも移ることができる怖い存在。まるで、デンゼル・ワシントンの周りで鬼ごっこをしてるようだ。憑依した悪魔側からのセピア調の映像と音響効果などは面白い。
しかし、後半になって普通のサスペンスになってしまうところは残念。三人の警官の対峙、特にジョン・グッドマンの迫真の演技は見所だ。
Time is on my side
オカルト
オカルトものは難しいですね。
うまく創ってくれないと見ていてイライラします。
ラストの描き方も好きでは有りません。
見なくても良い作品ですが、ホブス刑事(デーゼル・ワシントン)の演技は良かったと思います。
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