悪魔の毒々モンスターのレビュー・感想・評価
全12件を表示
バカバカしいったら、ありゃしない!
懐かしい!トロマの代表的作品!
エログロ満載の勧善懲悪。やりすぎだろうって声しかでないような、仕打ちの数々なんですが・・・スッキリしちゃうんだよね。
おおよそ、ヒーローとはほど遠いあの風貌で、町の人たちに愛されているところも良いです。有害廃棄物質で変身したんだから、本当は近寄っちゃいけないような気もするんだけど、そんな、細かいところ、気にしないのも良い。
盲目の彼女とのラブシーンもまた微笑ましい。セクシーな彼女なのに、そんな感じを見せずに可愛らしさを維持してるのも好きです。
思いっきりグロいシーンが満載なので、見る人を選ぶ映画だとは思いますが、自分にとってはとても大好きな一本です。
なにも考えず、ただ楽しみたい時に最高の時間を過ごさせてくれる、ホンッと大事な作品です。
B級量産トロマ・エンターテイメント毒々シリーズ、ここに始まる!
トロマ・スポーツジムで清掃員として働くいじめられっこメルヴィン君が、不良グループからの仕打ちで有毒廃棄物の中へドボン…はい、伝説の毒々モンスターの登場でございます!
容姿はなんとも醜いモンスターですが、なぜか体が大きくなり力も強くなり、一方で心はメルヴィンそのもののため、世の悪物を蹴散らすヒーローへと変貌する。
そうなんです。この映画は外見こそ醜い怪物が悪と戦う心優しいヒーロー映画なんです!
ここからがめちゃくちゃ面白い。悪者をコテンパンにやっつけるのですがグログロオンパレード。行き過ぎた残酷シーンにコメディ要素を加えた悪乗り具合が、この映画の持ち味でしょう。
さらに面白い要素としては、モンスターになったとたん、美女ゲット(ただし盲目の女性)ときたものですから、二人のつりあわないラブストーリーもなんだか笑えるのです。
とにかく、悪ノリエログロ&コメディー映画の傑作といっていいでしょう。トロマ社は次々と毒々シリーズを生み出し全4作品になりますが、やはり1作目が一番面白い仕上がりです。
おもしろい
子供の頃にビデオ屋でレンタルされてた記憶。
確か続編では関根勤さんが出てたっけ。。
どこかしらブレインデッドの様なコメディ感と、ちゃんとしたグロさの作り込み。バッドテイストの様な感じもあり、ピーター・ジャクソン作と言われても違和感ないかも。当時の独特なカメラフィルターも相まって。
凄く楽しんで見れました。
展開も早くて、最初の20分くらいのドタバタ感とか堪らないねー。うん、こう言うので良いんだよ、映画は。
〜劇終〜
カルトヒーローで笑いにすることでしか伝わらない社会批判はある.シリ...
カルトヒーローで笑いにすることでしか伝わらない社会批判はある.シリアスな形で政治経済と警察や軍隊の関係について批判いたところで,これほどによく伝わることはなかったんだろうと思う.美しいものと同じように面白いものというのは社会を変えるために必要なのだろうと思うなどした.まじめすぎる感想になったが,本編はげろ面白い.
子供や犬にも一切の容赦ナシ
子供と犬は決して殺してはならないという不文律に真っ向から歯向かう不謹慎映画。
毒液の中に落っこちたことで人間離れしたパワーと容姿を手に入れてしまった男が街に蔓延る悪者たちを次々打破していくんだけど、そのやり方がエゲツない。腕をもぎ取ったり頭を潰したりするのはまだ優しい方で、生きたまま煮えたぎる油の中に手を突っ込ませたり顔をドリルで抉ったり、およそ正義のヒーローとは思えない。
また彼は事故前から恋愛に興味があったのだが、吐瀉物のごとき容姿の彼を異性として認識してくれる者は当然いなかった。彼の恋路はどうなるのやらと心配していたところ、目の見えない白杖の美女が出てきてなんとなく流れを察した。
最後は毒毒モンスター男を殺そうとした悪徳市長がこれまたエゲツない返り討ちに遭って死ぬんだけど、それを見ていた街の人々は大喜び。悪人とはいえアンタらの目の前で人が死んでるんですが…笑
一応は因果応報の復讐モノの体裁を取っているにもかかわらず、徹頭徹尾ナンセンスな不謹慎ギャグを貫き通したことに素直な賞賛を送りたい。
主人公が自身の肉体に何らかの不可逆的支障を抱えているという共通点からもわかるように、おそらく本作の下地は『デスレース2000』だ。思えば序盤で悪ガキたちが「誰々を轢き殺したら◯◯点!」みたいなことを言ってたけど、これも明らかなオマージュだし。
『デスレース2000』は後腐れのない不謹慎映画の金字塔として名高いが、本作はその正統なる思想的後継者といえるかもしれない。そんなもん継承してどうすんだよ…とも思うけど、時折どうしようもなく見たくなるんすよね、こういうの。
Toxic Avenger
きもオモシロイ。グロかっこいい。有毒廃棄物でモンスター化した主人公メルヴィンが悪をぶちのめす勧善懲悪な奇作。殺し方がヤバイが悪人が悪どすぎて無感情でみられる。主人公以外のキャラもキモい変人ばっかり。
けっこうグダグダだから、積極的に楽しむ姿勢で観ないとダメかもしれん。
面白いっちゃあ、おもしろいけれど、他人には勧めない。
不謹慎すぎて笑える
陳腐でクダらないと勝手に決めつけながらの鑑賞、安っぽいエロとグロ描写がショボくないリアルさ、これより酷い特殊効果と物語は腐る程にあるし、本作は全体的に面白い。
子供を轢き殺し、盲導犬を撃ち殺し、婆さんに暴行と、不快に感じる中での勧善懲悪がお見事、盲目の女性との恋模様が微妙なエロさ加減で、無難なラストもチョットした感動が込み上げる!?
あの悪女二人のその後が気になる、B級でZ級な雰囲気を醸し出しながら、その類の酷さは皆無で、立派な娯楽作品として楽しめる。
やられる側を心配する必要かなく面白い
いじめられっ子がパワーを得てイジメっ子を成敗していく最高の映画(^O^)/
やられる側を全く心配する必要がなく、モンスターを応援しまくれる所も良い(^o^)
個人的にはもっと痛めつけて欲しかったけどね。
ヒロインが盲目で心だけで愛情が溢れる設定も良い
元気が出る
随分悲惨な話なのだが、登場人物が全員バカはバカなりに、気持ち悪い男は男なりに、一切くよくよしたりせずに力いっぱい犯罪行為やセックス、殺し合ったりしているので、見ていて元気が出る映画だった。
主人公のメルビンが友達のブロガーに似ていて可哀想になった。オレの友達は毒々パワーではなくブログパワーで大暴れしていて、これからも頑張って欲しいと思った。
気持ち悪いのや怖いのは苦手なので、これまで見ておらず、今回のリバイバル上映で初めて見た。ここまで評判の映画をスルーしていた胸のつかえがとれた。
いろいろカルト感が感じられる作品でした。
シリーズ化されて何本も作られて見たかったけど一本も見たことがなかった映画。
‘カルト’と呼ばれるのが‘なるほど’とわかる感じでした。
苛められっ子のメルビンが有害廃液のドラム缶に落とされて怪物に変身、そして街の悪者を一掃するというお話。
キャラクターの表現がピンとキリしかいない。中間の普通の人は皆無。殺しのシーンも平気で子供も殺しちゃうし、残虐なことしながらゲラゲラ笑ってる不良とか、なんかもうとんでもない展開とキャラクターばかり…。
この極端さが受けるんでしょうかね〜。
という半面、姿は醜くても心が清いのが一番!という‘美女と野獣’的なお話がアンマッチ。それに悪魔のいけにえのパクリと思われるシーンもチラホラ…。けど、これらのシーンが意外にビューティフルだったりするから恐ろしい。
一件の価値ありですね。
全12件を表示