悪魔のいけにえのレビュー・感想・評価
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レザーフェイス可愛い
やっぱり最近のものに比べるとどうしても演出が安っぽくなっちゃうのはしょうがない。怒られるレザーフェイスも謎の化粧するレザーフェイスも何故か攻撃可能範囲で切らないレザーフェイスもキャッキャしてるレザーフェイスも可愛い。演出が古いからこそ序盤のシーンが生々しくて味がある。グロは実は少なめ。ヒロインの悲鳴をたっぷりききたい人にお勧め
殺人鬼の恐怖と異常な家族の不快なダイニング風景が絶妙!
もはやホラー映画の古典となった作品。
もう40年前の映画で、今観るとギャグと思えるような要素もあるが、
まだまだ充分な魅力をもっていると個人的には思う。
本作のストーリーは非常にシンプル。
展開もスピーディだが、置いてけぼりにされることはない。
一つ一つの演出や映像表現によって、うまく世界観に入り込んでしまう魅力があるからだ。
BGMを極力排して、叫び声や動作音だけで映像が進んでいく演出も、功を奏していると言えよう。
また、以前に観たたときはレザーフェイスによる単純な「恐怖」が際立っていたが、
いまになって見ると「異常さ」や「不快さ」も非常に強いと感じた。
特に、ソーヤー家のダイニング風景は不快そのもの。
根源的な不気味さや異常さが表現されているシーンだ。
ダイニングチェアに固定され、悪趣味な家具の数々に囲まれながら、ソーヤー家の食事風景を見させられる主人公の立場だったら、すぐ発狂しているだろう。
単純な恐怖や、何とも言えぬ不快さ、
そしてテキサスの夕焼けをバックとして有名なラストシーンの美しさ。
これらの様々な感情を掻き立てるのが本作。
現代でも魅力をもったホラー映画の古典だと思う。
突拍子もない
めちゃくちゃ怖いと思ってたけど、
突拍子もなくて今となっては笑えた。
主人公たちも嫌な感じな奴なのが
逆に救いだったかもしれない。
コイツらならどうなってもいいやって思えたので。
レザーフェイスが最初出て来た時は
これがあのレザーフェイスか!と神々しさすら感じました。
その後の展開は、もう時も経ってるしありきたりでした。
追っかけっこのシーンなんかは笑かしに来てるよね?
って感じで微笑ましかったです。
見終わったあの余韻
チェーンソー=怖い
のイメージを自分に植え付けてくれた映画です。
まともに見たのは今回初めてだったのですが、
本編見終わった後で、頭の中に女性の悲鳴が
残っている気がして、
不安になるような、不気味な余韻が残りました。
月並みな表現ですが、やはり凄い映画なんだなぁと
かんじました。
意外にもグロさは低め
一族の墓の安否を確かめるため友人たちとテキサスを訪れたサリーは人喰い一家に襲われることになり…。
伝説的スリラー映画の40周年記念版。予算と技術面の都合でもあるがグロさは控えめで撮り方と演出で恐怖感を引き出す今見ても見事な作品です。
レザーフェイスのビジュアルが好き!
幽霊などの心霊もののホラーよりも狂った人のホラー映画が一番怖く感じられる映画です!でも人をアンコウみたいに吊るしてたけど、どこに引っ掛けてるんだろ?背中は背骨があって刺さらなそう〜。
ここに来て初めて鑑賞
お恥ずかしながら実は初鑑賞。
職場の方にお借りして観てみましたがすごかった。
ほぼ予備知識なく観ましたが、女性の恐怖の描写が丁寧でずっと心臓ドキドキしてた。
SFXの完成度は昔ながらで偽物でしょ?って分かるのに本能で単純に怖かったです。
うーんすごい。
久々の再鑑賞
もう40年以上前の作品ですが、やっぱり何度観ても凄いですね。
被害者となる若者たちの人間関係等の情報も、レザーフェイス一家の背景も最後まで全くわからない、こんなに情報の少ない映画もあまり無いと思うのですが、それにも関わらず、登場人物のキャラクターが薄っぺらになっていないのは見事ですよね。
今時の作品に比べるとスプラッタシーンは決して過激ではないですが、女性の表情や悲鳴を執拗に使っているので精神的にクルものがありますよね。
個人的にはあのラストも好きですが、“レザーフェイスがハンマーで男性を撲殺した後扉を閉める”あのシーンがお気に入りです(* ̄∇ ̄)ノ
なぜ評価されているのか
スプラッター映画だと思って見たら、殆どグロくなかった。
これをスプラッターとして紹介するなら、殆どのアクション映画がスプラッターという事になるんじゃないかな。
あと、女の子の悲鳴がとにかくうるさい。叫び過ぎてギャグにしか見えない。後半はずっと叫んでいて、もはや不快なレベル。
グロ目的でこの映画を観るのはお勧めしない。
と、ここまで酷評してしまったが、雰囲気の不気味さが画面越しに伝わってきたのは良かった。とにかく気持ち悪さだけは今まで観た映画の中だけでもダントツだった。(褒め言葉)
前半の演出は悪くないと思う。
原点
この映画から今に至る映画の原点が数多くみられる。
謎放置ではあるけど、これはすごい。
箒がでてきて吹いたwwww
まさかの箒攻撃。
鈍器で一発でやられていくさくさく感もいい感じ。
餌だものねぇ。
最後に逃げ切ったヒロイン(?)が、狂気に満ちた笑いも最高にイケてる。
エモいね
この映画、はじめて観たときから衝撃的でした
そして噛めば噛むほど味が出ます
最近のホラー映画の多くが、「怖いもの・グロいものが観れちゃう俺」という要求のために、あるいは、オールド・ホラー・ファンのためにつくられているものが多い印象を受けますが、本作は、トビー・フーパー監督のセンスがギンギン光り、どのホラーからも一線を画しています
ビザール殺人鬼はあまたありますが、
個人的にこの映画がキング・オブ・ホラーです
もうなんといってもあの名シーン…
男が家に入っていくと、わけのわからないところで転んで、頭を鈍器で殴られ、魚のようにピチピチと跳ねる…極めつけにもう一発殴られ
最後に鋼鉄のシャッターをシュルシュル
とレザーフェイスが閉める
あっこだけで100回はみました
「住居侵入罪だろ!」とツッコムのはナンセンス
ストーリーが至ってシンプルな分、
唯一無二の監督のユーモアとセンスを楽しむことができて最高です
そんなにスプラッタじゃない
案外血がドバドバ出てないのが印象に残った。
個人的に、フランクリンがヒッチハイカーに腕をきざむシーンがなんとも目をつむりたくなるほど、リアルでゾッとした。
これが74年で出てきたのだからすごいとしか言いようがない。
そこでふと、血がドバドバ出ない方がよりホラー映画としての現実味を帯びさせるのではないかとも思った。
あのシーンを観たとき、
ふと心理学のノーシーボ効果なるものと似た感覚が起こった。つまり映像表現の豊かさが今みている私の痛覚的なものにわずかにリンクしていたのだ。
このことからもこの映画の表現力のえぐさというのが今書きながらも想起される。
一方で、なぜこの評価になったかという敬意だが、
本来私はこの映画と「死霊のはらわた」と相互比較し鑑賞するつもりが、うっかり「悪魔のはらわた」を借りて観てしまったショックと、「悪魔のはらわた」もなんとも「悪魔のいけにえ」を観た後じゃあおかずにもならず、きなこ棒を渡されたような気分にさせられこの評価。
悪魔の生贄
怖い!
俺が主人公の女の子だったら、食事の席でショック死してると思う。恐怖で叫んでる所に歓喜してる所が狂気に満ちてる。実は家族だったという伏線回収がよかったな。
悪魔の生贄の「生贄」感ちょっとよくわからん。
あとレザーフェイスがジェイソンのイメージ付けてるんだろうな。チェーンソー持ったまま成人女性を中距離追いかけるレザーフェイスは相当体力あるな!
素晴らしい。これは前衛芸術だ。
ホラーというジャンルに興味を持ってからまだ年月が浅いのだが、やはり王道は味わっておかないといけないと思い、鑑賞。
まさに、頭をハンマーで殴りつけられた気分。
広漠としたテキサスを舞台にした理由無き惨劇。
この映画の素晴らしいところは、スプラッターに頼っていない事。
血みどろ、人体欠損表現は確かに見る者を恐怖に陥れるが、この映画はそれに全く依存していない。
にも関わらず、狂気、そして陰惨たるシチュエーションは少しも損なわれておらず、むしろ現実味を帯びて映像から滲み出してくる。
一切のBGMを排しての効果音のみによる演出も恐怖を際立たせている。
このフィルムが美術館に収蔵されたのは、至極当然。
これはアートだ。
万人に受け入れられるはずは無いが、確実に、鑑賞者の心に何かを刻む作品だ。
哲学すら感じるスプラッターアート
個人評価:3.9
パニック映画の原点がここに!
覆面の大男にチェーンソーは鬼に金棒と同レベの組み合わせ。まさに無敵である。
寄り道の無いストーリー展開に全速力のパニック演出が襲いかかる。見る側ももう逃げられない恐怖。
ホラーの哲学と、もはや突き抜けた映像美が共存しスプラッターアートとしても楽しめる。
狂気の家族達
40周年記念版を初めて鑑賞。
ドキュメンタリー調のカメラワークは今見ても見事。
ざらざらした映像の質感やBGMのない作風もあいまってすぐに引き込まれた。
レザーフェイスとの追いかけっこはやや中だるみを感じたが。
後半20分、家族に捕らえられてからの展開がとにかく最高!
じい様になんとかしてハンマーで殴らせようとするくだりは声を出して笑ってしまったw
直接的なゴア表現やBGMでのホラー演出に頼らずにこれだけの作品に仕上がっているのが見事だ。
もっとこの家族の生活を見てみたい。
認めたくないがヒッチコックの奇形の子孫
恐怖映画の革新的作品
それまでの恐怖映画は宗教なり迷信なりを背景とした、幽霊や妖怪を使って死への恐怖を喚起させるものであった
ドラキュラ初め数多くの作品はそのバリエーションだった
しかし、本作はそこを突き抜けている
宗教や迷信からくる死への恐怖という主題から自由になっているのだ
トビー・フーパー監督は恐怖映画に身体的痛みという人類普遍の共通言語を得てホラー映画という全く新しいジャンルを打ち立てた
正に映画史上の革新、金字塔だろう
現にこれ以降、この身体的痛みという言語を使った作品がそれこそ山ほど作られることになったのだ
サリーの恐怖に目を見開くクローズアップ
それはヒッチコックの作品を思い出す
殺人シーンの恐怖を抜き出して純粋培養したのが本作といえる
その意味で認めたくないが、本作はヒッチコックを継ぐものなのだ
いやヒッチコックの奇形の子孫だ
無茶苦茶怖い・・・こんなホラーが70年代に作られていたことにも驚愕。
続編やリメイクを先に観ているので、展開などはさすがに想像がつくももの、突如出現するレザーフェイスの演出や効果音が非常に恐ろしいのです。キュイーン!と大音量で鳴るとビビってしまいますです。
墓荒らしのニュースを聞いて、遺族たちが抗議のためにテキサスの田舎を訪れる。若者たちのうち、車椅子の青年フランクリン(ポール・A・バーテイン)と妹サリー(マリリン・バーンズ)がその遺族。住んだこともあった一軒屋を訪れる前に、不気味なヒッチハイカー(ニール)を拾ったことで惨劇の予兆が始まるのです。その前にもサリーが星座占いで不吉な予言をしてしまうし、ヒッチハイカーが自分の手を切ったり、写真を売りつけようとしたり・・・
アメリカの闇を描くトビー・フーパーという金沢映画祭で上映された。かなり素敵な試み。この後にトークショーもあり、『ショッキング・トゥルース』という悪魔のいけにえに関するドキュメンタリーを併映してくれたおかげで知識も深まった。冒頭のアルマジロとか人を吊るすフックの小ネタとか・・・
何気ない日常を描くためにホラーらしくない青空や太陽をカットインさせたり、炎天下での苦労した撮影秘話のおかげで悪臭が漂ってきそうになるほど気味が悪い映像。また、レザーフェイス一家の謎も解明できない演出の裏にはテキサスの家族という独特の共同体意識も感じられる。低予算ならではの独特映像のおかげで恐怖度倍増いたしました・・・
原点
王道ホラー。今更になってはじめて観ましたが、狙ってか狙わずか、時代を反映するギミックがそんなに使われていないので、古さをそんなに感じませんでした。
殺しの理由付けはちゃんとあるし、レザーフェイスに人間味があるのが特に個人的に好きでした。
あと叫びまくってみんなで遠吠えするシーンは笑えました。
この頃からホラーと笑いは紙一重なのを理解し体現していたのは素直にすごいと思いました。
あと好きな人には物足りないかもしれませんが、グロ描写を映さず、ほとんど無いという視聴者への優しさを感じる作品。
全63件中、21~40件目を表示