「ベルイマンはスリリング」秋のソナタ 青樹礼門さんの映画レビュー(感想・評価)
ベルイマンはスリリング
鮮やかでいながら抑制が効いた画面
がっちりした構図、絶妙な人物配置
奏でられるは母娘の不協和音
ピアノのしらべが救いのある余白に感じた
バーグマンの怪物性の圧倒といったら!
時折見せる
あのフラジャイルと呼ばれたかよわきヒロインの
名画での面影
名優リブウルマンの弱き者が一瞬キャラ変し
巨人に食ってかかる
まさに、2大怪獣大決戦バトルでございました
☆蛇足
是枝監督、ドヌーブの真実ってあったでしょう?それに近いものがありました
すべて肯定されるはずはない、むしろ非難されて当たり前なる
母であり女であるひとりの人間が、ギリギリの崖っぷちで、じぶんであろうとするもがき、矜持、意地というあたりの表現が、めちゃくちゃかっこいい。
TARにも通じますよね。
コメントする