「猿は悪くない」アウトブレイク DJ XYZさんの映画レビュー(感想・評価)
猿は悪くない
人間のエゴ、戦争の醜さ、国家の隠蔽が詰まった感染症映画。確かに現代の感染症に通じる映画で、こうなればこうなるみたいな見本になる作品である。現場の緊張感やウィルスと闘う人々の熱意が確かに伝わるストーリーで、主演がホフマンってのも良かった。相変わらず笑顔がチャーミングですな。この短い上映時間に、感染ルートの解明や対策、葛藤や血清精製までを見事に描ききっていてハッピーエンドまで飽きずに鑑賞出来ました。
でも意地悪な観方をすれば、完成した血清を個人的想いからまずロビーに投与し試すわけだが、その間に街の人々は次々死んでるわけだし、結局個人的な想い優先なんだなと少々ガッカリしたね。始めは迷うが、医者として身内は後回しで他の重症者を優先させろ!→血清精製奮闘→病院大忙し→最後はロビーも助かってハッピー、みたいなエンドが良かったかな。ちなみに、スペイシーの安否は?笑
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