「【語り継ぎたい良作かと。豪華すぎるキャスト陣】」アウトブレイク 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)
【語り継ぎたい良作かと。豪華すぎるキャスト陣】
・1995年公開のアメリカのパンデミック映画。
・アフリカの子ザルから持ち込まれた短時間での致死性の高いウィルスによるバイオハザード(微生物災害)からパンデミック(世界的流行)を防ぐために立ち向かう人々 という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・今となっては豪華すぎるキャスト陣
・2021年現在でも面白く観れる秀作
・あらゆるジャンルが網羅された万能作品
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・主人公ダニエルズ大佐(ダスティン・ホフマンさん)と元妻ロビー(レネ・ルッソさん)とのどこか穏やかな関係。2人の友人でもあるシュラー中佐(ケヴィン・スペイシーさん)の優しい人間性。「本で読んだことはあります!」とマニュアル通りな会話を繰り広げながらも、純粋でしかもあらゆることを器用にこなすソルト少佐(キューバ・グッディング・Jrさん)。国と軍と自身のプライドの為には手段を選ばないマクリントック少将(ドナルド・サザーランドさん)。その下で働き命令に忠実ながらも、長い信頼関係を持つダニエルズ大佐の行動をフォローすべきか葛藤していくフォード准将(モーガン・フリーマンさん)。それぞれの気持ちに共感してしまいます。そんな中心人物が複数いるのに群像劇まで広く浅くならない、そんな分厚いドラマ映画でもありました。それを取り巻く住民たち、サルを見つけた少女と家族、それらの人々にも共感させられます。その中心をとおるのが、致死率100%のウィルスによるアウトブレイク(集団感染)という、非常にタイムリーな軸。物語として一切の無駄がなく、観入ってしまいました。
[演出]
・パンデミックものとしての危機感を感じさせられることはもとより、大切な人が死んでいく悲しみのドラマも感じます。さらにはダニエルズ大佐とソルト少佐によるヘリのアクションシーンでハラハラして、サルを見つけた少女の純粋無垢な所作に愛らしさを感じ、シュラー中佐の最後には涙し、ダニエルズ大佐と元妻ロビーの関係にほっこりする。1つの映画でどれだけのジャンルを網羅するんだ!と突っ込んでしまうほどあらゆるジャンルが網羅された作品に仕上がっていました。しかも、そのどれもが中途半端に感じないところが「面白い!」と思えたとこrでした。
[映像]
・21年現在、25年以上前の作品であるにもかかわらず、映像の陳腐さなど一切感じませんでした。変にCGやVFXに頼って壮大に仕上げるわけではなく、起こっていることを忠実にリアリティをもって描写している。だからこそ、今でも観れる作品なのかもしれません。技術に頼った魅せ方は時代が変われば、陳腐になってしまう。そこに頼らない作品作りは大切なのかもしれませんね。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・今観ると、凄すぎるキャスト陣に痺れました。ダスティン・ホフマンさん、レネ・ルッソさん、モーガン・フリーマンさん、ケヴィン・スペイシーさん、キューバ・グッディング・Jrさん、ドナルド・サザーランドさん、デイル・ダイさん…などなど。やばくないですか⁈しかも皆さんお若い笑 この配役だけでも「観れる」映画になってしまいますね。
[全体]
・NETFLIXで鑑賞しました。パッケージ画像だけ見ると、古臭くて、最近の映画と比較すると見劣りしてしまいますが、中身は…表面の見せかけだけでない骨太の秀作でした。こういう映画を見逃すことなく、子供たちにも見せれたらいいなぁと思いました。ありがとうございました。
#映画 #アメリカ #パンデミック #アウトブレイク #OUTBREAK #サスペンス #1995年 #ウォルフガング・ペーターゼン監督 #ダスティン・ホフマン #レネ・ルッソ #モーガン・フリーマン #ケヴィン・スペイシー #キューバ・グッディング・Jr #ドナルド・サザーランド #デイル・ダイ #1990年代の名作 #豪華キャスト #語り継ぎたい映画
#全体3.8 #物語3.8 #演出3.8 #演技3.7 #配役3.9 #映像3.6 #音楽3.6