「風変りなロマンスもの」アウト・オブ・サイト odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
風変りなロマンスもの
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札付きのお尋ね者と女性連邦保安官の道ならぬ恋などというと明らかに嘘っぽいので、狭い車のトランクに一緒に入っていたことでストックホルム症候群的な共感が生まれたとの解釈もあるようですが、やっぱりハンサムであること、話が上手いことが必須でしょう。おそらく主人公がジョージ・クルーニーでなければ成立しないでしょう。当時36歳ですからフェロモン全開です。
冒頭の詐欺師のような銀行強盗は二枚目を気取りすぎで引いてしまいましたが車のエンジンがかからずあえなく捕まってしまうコミカルなシーンから見事な三枚目、この辺がスティーブン・ソダーバーグ監督の味付けの上手さでしょう。なんとダメ車はホンダのシビックでしたね。
まあコメディ仕立てなので犯罪者の映画でも観ていられましたが所詮、刑務所仲間のドタバタなのでスケール感も無くサスペンスとかアクション感は薄いです、まあ風変りなロマンスものということでしょう。恋は恋、仕事きっちりのジェニファー・ロペス保安官は素敵でした、最後の思わせぶりな微笑みは何だったのでしょう、なんとなく続きが観たくなりますね・・。
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