「やはりスゴい…」愛の嵐 tedさんの映画レビュー(感想・評価)
やはりスゴい…
『心中物』です。『ウィーン心中』てとこでしょうが、ナチスの戦後をギリギリまで描いている点が物語を深くしているかも知れません。シャーロット・ランブリングのサスペンダーで歌い踊るシーンは究極の退廃だと思います。一歩間違えば安っぽいシーンですが、この場面でSSとユダヤ人の関係が混濁してもつれあい、言葉で言い表せない堕落した共犯者となってしまったことが理解できます。しかし、これは当事者達にとっても受け入れ難い事も理解せざるを得ないでしょう。
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