劇場公開日 2024年11月22日

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「出会いは『交渉人 真下』でした」愛と哀しみのボレロ コモさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0出会いは『交渉人 真下』でした

2024年3月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

レビューの皆さんのように、この作品やダンサーを見たくて観たわけではないです。

映画を観たくて出掛けたら、これが待ち時間が一番少なかった。
なんか聞いたことあるタイトルだなって少し考えて、『あーっ!交渉人 真下正義で出てきたやつー!』と1人心の中で盛り上がり、選びました。
まさか3時間越えとも知らずに。

冒頭に出てきた言葉の通りの映画でした。
“人の営みは同じような2、3の出来事を初めてのように残酷に繰り返す”みたいなあの言葉。

繰り返されるボレロのリズムのように、愛と哀しみがかわるがわるやってきて、その中で人は生を踊り、命を燃やしていました。

身構えずに見せられるホロコーストのシーンは心をえぐり、辛く暗い気持ちにさせられましたが、人はそれでも笑い、酒を飲み、恋をして、そして戦争以外の場所でも人を憎んでいた。

なんという【いまと変わらなさ】であろうか。

登場人物が多く1人何役も世代を超えて演じていたので、一回では分からなかった人やシーンもあり、3時間超えの覚悟を持って、いつかまたみかえそう。

とりあえずその前に、出会わせてくれた交渉人を、久しぶりに観ようかな。

あの映画もラストが好きで、何度も観てしまうんだよな。

ke_yo