アイズ ワイド シャットのレビュー・感想・評価
全44件中、21~40件目を表示
意外に健全な映画だった
信じていた妻が他の男に強烈にひかれたことがあることを知り、気持ちが落ち着かない夫ウィリアム。街での放浪がはじまる。これは現実的放浪というより彼の心の放浪のようだ。彼の心理の推移を表現する出来事が、次々と繰り広げられていく。
予想外の展開が楽しい。卑猥な大人の娯楽映画的な感じもある。
同時に、単純なようで複雑な男の心理と、夫婦関係の絶妙さが、おもしろい。
彼は妻子の命の危険を感じることで、やっと目が覚める。
また、いつの間にか妻の電話は結果的に彼をHIV感染から守ってくれていた。
そして最後は、≪男女間は不安定なもので誘惑も多いから、絆をいつもしっかり確認していこうよ≫という妻の言葉でキマる。
たしかに、考えてみれば、社会の中で安定した男女関係を保つのはなかなか難しい。
お互いを解き放つ居心地よさを大切にしながらも、互いをコントロールもし合う。そうしながら絶妙なバランスを保ちながら何とか存続していくわけだ…。
一見卑猥そうにみえて、なかなか理性的で健全な映画ではないかな。つまらないくらい。結局二人とも、不倫も遊びもしていないわけだし。
ついでに、ニコールキッドマンの演技は凄くよかった。トムのほうはいまいちだったような。やたら見られる笑顔が、この映画では何だか気になる。
そして演技の仕方が違うせいか、やはり?あまり似合いの夫婦という感じはしない。
いやらしい。
当時、高校生の頃すごく話題になった作品。R18なのにやたらと宣伝されていました。
トムクルーズとニコールキッドマンは話題の2人でしたね。
夫婦ならではなのか、役を演じ切れているのか、
2人の妖艶さを感じ取れます。
久々に見たけど嫌いじゃない。
今までの評価がぶっ飛んだ
情けない。これがあのキューブリックかよ。 おそらくこれはほぼ実話。芸能界の内幕を
描いたものだろう。 要するにね、あの館は定期的に開催される「芸能界の風俗店」だ。
著名人がそこらの風俗に行けるわけないし。 役・ポジションを希望する女がカラダを
ああやって提供するのだろう。 それを神秘的にやることでゾクゾク感を得る。
恐ろしいことでも何でもない。 あるいは、マフィア等の密輸組織のグループ内のそれ。
893と芸能界が一体なのはどこの国・時代も同じ。 それを暴こうなんて三流雑誌の
暴露本と同じ。調べるとあれは極秘で数日のうちに撮影終了らしい。しかも試写会は
監督とキッドマンとクルーズのみ。 公開後 即キューブリックは心臓まひで死亡。
消されたのかもね。 その気になればヌード女優の数人くらい集められるってか
キューブリックこそビクターのいう「聞けば眠れなくなる人間」かい。
今から考えればバリーリンドンもフルメタルジャケットも皮肉っぽいだけだし。
タイトルの響きと世界観が好き!
公開当時はまだ中学生で、下心のみの理由でレンタルビデオで観ました(笑) エッチなシーンを期待していたのですが物足りなく、難しい内容であまり楽しめませんでした(笑) キューブリック作品に愛着もなかった頃で、ファンの方々ごめんなさい(笑) その後、他のキューブリック作品をいくつか観てファンになりました。 バカな僕には全てを理解はできませんが、『シャイニング』がお気に入りです(^-^) キューブリック作品て全て独特の画質じゃありませんか? あれ好きなんです! 意味わかりますかね
・・・あの独特の画質好きです(笑) 長くなってしまいましたが、改めて本作を観たら「芸術」なのか「変態」なのかは個々の判断ですが(笑)、キューブリック作品としてお気に入りになりました! ニコール・キッドマンのヌードは確かに綺麗ですが(笑)、オープニングから流れるあのクラシック音楽?もすごくいいですし、トム・クルーズが体験する数々の出来事、本編時間が長いことすらお気に入りの1つです(笑)
漂う不穏な気配に終始ドキドキ。
ニコール・キッドマンの肢体が美しすぎる。特にお腹。トムクルーズもハンサム過ぎて、まあ、そうなるようなあと思う展開になっていく。明らかに主役二人が美しくて、美しさは人を魅了する絶対的な力なんだとよくわかる。しかし当人にとっては面倒臭いことこの上ない力だわ。現実の職業は医者さんじゃなくて俳優をでよかった。感情という熱は、些細な冷や水ですぐに冷めてしまうということがよくわかった。
聞かぬが華、言わぬが華 それも男女の信頼の証なのだ
原題はEyes wide openの反対の意味でつけられている
見たくないことなら初めから見るな
つまり、知りたくないことは無理に知ろうとするな
そのような意味だろう
共に30代半ばの夫婦、まだまだ若い
美男美女の人も羨む取り合わせ
しかも主人公の仕事は医者で若くとも周囲に信頼され尊敬されている
住まいはNYの都心の一等地の広いマンションだ
つまり完璧な夫婦をモデルとしている訳だ
しかし結婚9年目、子供は7歳で手はまだまだかかるが幼児の頃程ではない
つまり倦怠期だ
夫婦の間には最早恥じらいなどもない
結婚歴の長い人なら冒頭のシーンなどは洋の東西問わずどんな夫婦でもこうなるのかと苦笑いだろう
突然妻のアリスが不機嫌になる
ゴダールの軽蔑を思わせるようなシーン
本作では何故不機嫌になったかを説明してくれるのだが、やっぱり意味不明
恐らく言っている本人もよく分かっていない
真の原因は別のところにある
女性との暮らしが長い男ならこんなことは、たまには起こることで、こうなったらもうどうしようもないことは知っている
言葉を尽くしても無駄だ、理屈は通じない
男にできるのは抱きしめることだけだ
なのに知らなくても良いこと、聞かなくても良いことを聞いてしまう
そんなことはろくでもない結果しか生まないことはある程度年を重ねたら分かることだろうが、この夫婦は見せ合ってしまう
その顛末が本作の物語だ
夫婦なら、売れないピアニストの様に目隠しをさせて見て欲しくないものは見せないようにするべきだ
夫婦の役割を果たせばよいのだ
弛んだ目隠しから見えた光景を口走っては駄目だ
知らないふりをしなければならない
それが大人だ
男女の間には、愛し合っていればいるほど知らないでいることの方が良いことがある
言うべきことでは無いことが男にも女にもあるのだ
あなたにも独身時代のことや、結婚してからの事もそれこそ山ほどあるはずだ
モヤモヤしたトム・クルーズが街をふらつくようなことは、秘密パーティーは流石に映画だけのことかも知れないけれど、どれもこれも男なら大なり小なり心当たりはあるはずだ
日本なら手っ取り早く風俗に行ってるだろう
その間合いを知って、見えない部分を残しつつそれでも相手を信頼できるかどうか
男女が共に暮らして行くにはそれしかない
そしてたまにギクシャクしたなら、それを修復するのは言葉ではない、それはファックだ、今すぐしろ
つまりこれが本作のテーマなのだと思う
トム・クルーズ、ニコール・キッドマン夫妻をキューブリック監督が主役に起用したのは、どちらも性的アイコンとして確立しているからであろう
セックスを正面から扱うという宣言だ
そして本当の夫婦だからこそ起こる演技を超えた何かを求めていたのだと思う
ニコール・キッドマンは監督の期待に見事に応えた名演技だ
パーフェクトだと思う
しかし、問題はトム・クルーズだ
若くて真面目でハンサムな良くモテる医師という役柄にとらわれ過ぎだ
感情の動きが平面的で、人間の多面的な側面をあのような驚くべき展開のなかで平板な演技しか出来てない
監督が「本作は彼が滅茶苦茶にした完全な失敗作だ」と発言するのもむべない
しかしそれはキューブリック監督が細かく厳密に指示したものだろう
監督は自分のそれを超えてくる演技以上のものが欲しかったのだろう
彼なら自分の思いもつかない演技をしてくれるかもしれない
なのに予想を超えてくれなかった失望
それがその発言の真意だと思う
さすがのトム・クルーズもキューブリックに萎縮していたのかも知れない
郊外の屋敷での秘密パーティーのシーン
そして妻の夢との不思議なリンクと仮面の忘れ物発見シーンに続く玩具店でのニコール・キッドマンの決めセリフのシーン
これらは本当に見事でキューブリック監督も改心の出来と思ったろう
それだけに監督は配役あるいは演技指導の失敗を悔み自分を責めたのだろう
そのせいかも知れないが、監督は試写会5日後に監督は原因不明の心臓発作で急死してしまうのだ
もっとトム・クルーズに自由にやらせるべきだったのかも知れない
最高にかっこいいお尻のニコールキッドマン。ラリった演技が良かった。...
最高にかっこいいお尻のニコールキッドマン。ラリった演技が良かった。劇場公開当時1999に、現在は無きピカデリー1で観た時は長くて眠かった感想をもち、最後の台詞以外はたいして記憶になかったが。若かったしとにかくいつも眠かった。
無修正オリジナルマスター版で、DVDちゃんと見直したらたいそう良かった。ニコールキッドマンが良い。
浮気しそうになった告白を聞いての行動だったんだな。
トムクルーズが最初に助けた女マンディが、助けてくれた仮面の女ということなのだけれど。意識朦朧としていた中でトムクルーズが自分にかけてくれた言葉を、恩返し的に被せて言っていたのに気付いた。
秘密組織いっぱいあるし、現在だと非常にありそうな話である。
At the party last night. よくわからん。
一人で勝手に「トム・クルーズ強化月間」の第四回は「アイズ・ワイド・シャット」です。大御所スタンリー・キューブリックの遺作にて当時結婚してたトム・クルーズとニコール・キッドマンが主演しています。まぁ、正直よくわかんなかったですね。映画として面白いの、これ?
そこそこ古い映画だけあってトムさんとニコール・キッドマンが若い。やっぱ若いトムさんはカッコ良く、ニコールは美人やわ~。
たまに思うんですけど、昔の大御所の映画ってホントに楽しんで観ているんでしょうか?何となく大御所だから誉めとけ的な雰囲気に飲まれてない?なんて事を考えてしまう作品でした。やっぱキューブリック作品は自分の感性には全く合わないということを再確認した次第です。
キューブリックの変態さが全開。
「フルメタル・ジャケット」「時計じかけのオレンジ」に続いて僕にとって本作はキューブリック監督作で3作目。本作が彼の遺作であるが彼は彼のスタイルを最後まで貫き通したのだと感服した。
大したストーリーはなく、夫婦二人におけるちょっとした第三者との刹那的な情事について不気味且つオカルトチックに描いたものである。
キューブリックの作品はやはり音楽が演出面においてかなり効果的に使われている。本作では特に不気味な雰囲気や神秘的な雰囲気を音楽でも演出していた。
映像の色彩という点では"青と赤の対比"が感じられた。家の窓から見える外の光は青、家の明かりは赤っぽい。ハイになってからの喧嘩のシーンでは両者の感情の違いが色の対比からも伝わってくる気がした。
ニコール・キッドマンは安定の演技、トム・クルーズの演技は良くもなく悪くもないといった印象。
展開が読めず、変態的な演出をするもんだから見ていて飽きることはないし、加えて人の感情の繊細な部分をリアルに描いているところに好感が持てる。
TSUTAYAではラブストーリーのコーナーに置いてあったが、キューブリックの作品は"キューブリック作品コーナー"みたいなのを設けると良いのではという個人的な意見。
「時計じかけのオレンジ」にハマった人なら楽しめる作品だと思う。
耽美
とても蠱惑的でのめり込むような雰囲気を醸し出す作品。
しかし、その誘惑は実は毒酒で通常の理とは全く違う恐ろしい世界に片足を突っ込んでしまっていた。
具体的に恐ろしい描写があるわけではない。間接的に、しかし効果的に無駄なく警告めいたシーンが散りばめられている。
キューブリックの作品には仕掛けが多いと聞く。まだ一度観ただけであるから、真髄を味わったとは言えないだろう。しばらくしてまた観ようと思う。
謎が多い作品だ。
DVD108円ゲットシリーズ。 ???何?どういうこと? ・女は錯...
DVD108円ゲットシリーズ。
???何?どういうこと?
・女は錯乱すると相手は誰でもよくなる?
・夫婦円満はとりあえずあれだ?
主演二人はこの後すぐ別れたらしい(笑)
とりあえずニコール・キッドマンの超美しい裸身を長々と堪能できる価値ある作品。
何にも分からなかったがとりあえずこう思った。
「あの仮面パーティーに参加したい!」
パスワードは「フィデリオ」だ!頭に刻みつけておこう(笑)
トムとニコールの記念すべき作品
何度か観ましたが、不安が募る音楽に恐怖を感じます。この音楽が始まるとこれからどんな恐ろしい事が待ち受けているのか...と思いますね。
現在50歳でも美しいニコールは当時は若くてもっと美しい。
トムはニコールの話を聞いている顔がとてもかわいいんです。
ストーリーは妻の妄想の浮気話を聞いた後、モヤモヤして夫も浮気しそうになるのです。モテモテのトムですがよく見るとどの場面でもトムはコートしか脱いでないじゃないですか?
ああいう富豪のパーティがあってもおかしくは無いですけどね。
トムとニコールは芸術的美しさ
なんだこれは…。
トムとニコールが夫婦を演じて、しかも監督がキューブリックってだけで期待値マックスだけど、想像の斜め上だった。
夫婦の性の話かと思った。
主演二人の美貌を眺めるだけでも価値あり。
あとは凄すぎて、なにがなんだか。
キューブリックワールド恐るべし。
滑稽なブラックコメディ!?
11年ぶりにキューブリックがT・クルーズ主演で撮影は長引いてニューヨークをロンドンで撮る。
出来上がってみたら死んじゃって遺作になるし当時レンタルで観て奇妙な感想での記憶しか!?
浮気心に拍車を掛けたのは奥さんが他の男性と踊るダンスに一度会った男の話とその夢で嫉妬心が芽生えたT・クルーズの行動力に滑稽な結末。
もっと愛されたくて振り向かせたくて奥さんは嫉妬心を煽るようにあんな話をしたんだか?
浮気願望が誰にでもあったとして行動に移すのか願望のみ心の中に閉じておくのか。
ミステリアスな雰囲気で物語は進んで行くと思いきや随所に笑える要素が目立ちマヌケな男の奔走を描いたダークなコメディ映画として捉えました!?
音楽>映像>内容
CATVでたまたまチャンネルつけたらこれが始まって。
最初知らなかったんです、これあのアイズワイドシャットって。
夜中だったので寝るつもりだったんですけど
他の映画とオーラが違うなって思って気付けば最後まで観てました。
めっっっちゃめちゃ眠かったんです。
寝る直前はみがきしながらなんとなくテレビをつけたんです。
いつテレビを消していいかわからなくなったんです。
キューブリックの作品を本当に好きなんだなって確認できたみたいで嬉しかった。
それぐらい惹きつけられます。
キューブリックは遺作でありながら駄作って言ってるけど
当時リアル夫婦のトムとキッドマンを起用したらそうなりますよ。
内容も映像もなんていうか、大人の映画です。
音楽>映像>内容
アメリカ映画
監督 スタンリー・キューブリック
主演 トム・クルーズ
ニコール・キッドマン
全44件中、21~40件目を表示