「「ラクな仕事と言ったのは誰かしら。…きっとそいつは、女じゃないわ」」哀愁 tabotyokoさんの映画レビュー(感想・評価)
「ラクな仕事と言ったのは誰かしら。…きっとそいつは、女じゃないわ」
母に教えられて知った映画。蛍の光のことも。
どうしてもヴィヴィアン・リーというと、スカーレット・オハラの印象が強いので比較してしまいますが、この映画のマイラ・レスターは、可愛らしく純粋で傷つきやすい女性で意外!と失礼ですが思ってしまいます。
仕事がない若い女性の、行き着く先は……。
腹が立って仕方がないです。
日本も昔の歌に"東京の花売り娘"がありますが、そういったことのようで…。
私がこの映画を見て学んだのはそこでした。戦争が始まると、こういうことが往々にして起こるのだ、と。
キティの、地を這うように言った言葉に、悲しくて震えました。あの時、バレエ楽団に戻れていたら。
辞めてなかったら違ったかもしれないのに。マイラも、ああならなかったかもしれない…。
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