劇場公開日 1949年3月22日

「美男美女とはこの二人のこと」哀愁 penguinさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0美男美女とはこの二人のこと

2021年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

今はバレエダンサーはアートを体現する代表のようになっているが、かつてはあまり良い職業ではなかったわけですね。女性が人前で足を見せるということで。

でもそういう職業の女性(踊り子という表現になってます)でも偏見を持たず(持たないように努力するお母さま)、彼女とみんなの前でダンスすることで彼女をみとめたことを表現する伯父さん、そういう人たちの心情を理解したからこそ、ラストの悲劇につながってしまう。

最初ロイと出会ったときの橋の上、さらには地下の駅構内に避難したときのヴィヴィアンの雰囲気と、踊り子をやめさせられたあとの仕事を始める彼女(駅で相手をさがしている)の立ち振る舞いの違い。初々しさがあった彼女が、今は。。。やっぱりこの人も女優でした!

余りにも有名な映画でしたが、メロドラマでしょ、と思って観ませんでした。でもやはり名作といわれるだけのことはありました。

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penguin