「伊勢崎町ブルースで」ヨコハマメリー ダラさんの映画レビュー(感想・評価)
伊勢崎町ブルースで
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映画の始まりは、伊勢崎町ブルース。
それがあのお馴染みの青江みなじゃなく渚ようこなのだ。掠れていない綺麗な声。
非常に面白い映画だった。
もちろんメリーさんは見た目も中身もダントツに個性的を突き抜けているんだけれど、ここに出てきた人達も、みな、どこかあやしい匂いがぷんぷんである。
特にわたしが一番興味を抱いたのが大衆酒場の「根岸家」さん。もう想像するだけでワクワクなんてものじゃない。夢に見ちゃいそう、というより夢に出てこないかな。
最後に、いつの間にかヨコハマからいなくなったメリーさんが現れる。
びっくりだ。
彼女は以前の白塗りではなく、自然な化粧で品のある普通のおばあさんになっていた。
人間界に戻ったのかい?と聞いてみたくなるほど。
あの時代はなんだったのだろう。
もうほんとに摩訶不思議なのである。
約一時間三十分、奇妙な体験をした気分でした。
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