劇場公開日 2006年3月11日

かもめ食堂のレビュー・感想・評価

全116件中、21~40件目を表示

3.5人生の小休憩

2023年6月15日
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鑑賞方法:VOD

フィンランドの小道に佇む日本料理屋「かもめ食堂」
ちょっと変わったお客さんと、旅路に立ち寄った他の日本人との交流。

たいして大きい大展開はないんだけど、落ち着いててシュールな雰囲気が心地いい◎

サチエ、ミドリ、マサコを演じる女優さんがこれまたちょうどいいキャスティング。
いるだけで存在感があって、話さずとも語る表現力が好き…!

ストーリーや出来事をじっくり見ると、
結構大事件だったり、ひと悶着あるトラブルに巻き込まれてる感じなのに
なぜか3人とも落ち着いてる(笑)

日本語ニワカ?の若者や、店に難癖を付ける3人のマダム、ただじっと店内を見つめる謎の女性、そして強盗?!?

こんなことが起こっているのに店主のサチエは取り乱すことなく対処して、美味しいご飯を提供してあげる。

心の広さと余裕を感じるキャラクター性に見ているこちらも『まあいいか』と思わず一息ついてしまう…

不思議な映画だった…

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二ノ前

4.0幸せ感に包まれて

2023年3月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2006年。
原作:群ようこの書き下ろし小説
監督:脚本:荻上直子
主演:小林聡美。片桐はいり。もたいまさこ。

とても好きな映画です。
特にサチエ(小林聡美)就寝前にする合気道の膝行(しっこう)の所作が美しい。
サチエの店じまい後の日課の水泳をするプールが素敵。
そして現実にも小林聡美さんは水泳が得意なそうで、
スクール水着みたいな水着で泳ぐ姿が、なんとも美しい。
小林聡美さんの決して美人女優ではないのに、その姿、所作、
話し方の抑揚の美しさに、うっとりします。
やはり選りすぐられた知性と美。

この映画から日本人のフィンランド・ブームがはじまったのだろうか?

「かもめ食堂」
一番乗りの客は「豚身昼斗念」
ミドリさん(片桐はいり)がトンミ・ヒルトネンに付けた漢字名。
彼は「かもめ食堂」第一号の客で永久コーヒー毎日無料の権利を貰った
日本大好きなフィンランド青年。
サチエさんは言います。
「なにがなんでも日本である必要はない」
そんな自由。
こんな自由。
サチエさんにもそこまで達観するには、色々あっただろうし、
ミドリさんは、暖かい食事を振る舞われて「涙ぐむ」ほどの過去がある。
マサコさんには20年介護して見送った両親がいて、エアギターのコンテストに
魅せられてヘルシンキに来たのです。

「かもめ食堂」の外観や内装にオープンキッチン。
おにぎり、シナモンロール、
なんていうことのない豚カツや生姜巻き。
フードコーディネーターの飯島奈美さんの料理は美しく本当に
美味しそう。
エンディングテーマ曲。井上陽水の「クレイジーラブ」
センスの良さが光ります。
そして片桐はいりさんと、もたいまさこさん。
毅然とした中に優しさや深さがあって、本当に人間的に素敵。
ヘルシンキの街と食堂に来る体格のいいフィンランド人。
異国情緒たっぷりです。
けっして窮屈ではない豊かさ。

荻上直子監督の最新作
「川つぺりムコリッタ」を観た後なので、無性に「かもめ食堂」が観たくなりました。
「川っぺり」では「かもめ食堂」よりファンタジーではないリアリズムを
追求して、前科者の青年を取り巻く人間模様を時にシニカルに描いています。
荻上直子監督も36歳から51歳へ。
色々な人生経験を積まれたのでしょう。

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琥珀糖

4.5フィンランドでスローライフ

2023年2月19日
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笑える

楽しい

幸せ

フィンランドでかもめ食堂を経営しているサチエがミドリ、マサコと出会い共に店を盛り立てていくヒューマンドラマ。

最初は閑古鳥が鳴いていた店だけど、常連のトンミ・ヒルトレンや、悩みを抱えた婦人、以前の店主と交流を重ねていく中で、次第に繁盛していく。

おにぎりとか焼き魚とか料理を作る場面がとても美味しそうに描かれていて、お腹が空きました。

個人的にはシナモンロールが特に良かった。

大きな展開は無いけど、フィンランドの街並みや港、森など空気感を楽しむことが出来る映画でした。

のんびりしたい時に観るのがオススメです。

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ラグ

3.5こたつみたいな作品

2023年1月23日
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鑑賞方法:VOD

フィンランドを舞台にした食堂のお話。
この3人が揃っているだけで何とも幸せです。
しかしフィンランド人、箸使いがうますぎないですか?
それにしてもこの三人、良い感じにおばあちゃんになっていくんだろうな。
心が温まる、こたつみたいな作品でした。

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白波

4.5小林聡美と片桐はいりともたいまさこ

2023年1月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

3人の渋くて優しい遣り取りが堪りませんでした。
とても雰囲気があり、現地へ行ってみたくなります。
ナチュラルな小林聡美のいい女っぷりもとても印象的でした。
凄く良かったです。秀作ですね。

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tuna

3.5食べることの幸せ

2022年12月27日
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小林聡美ともたいまさこの安定の組み合わせです。
そしてタイトルが食堂とくれば、スローライフを体現する人々のさりげない日常だと想像できた。
そして想像通りでいて、なおかつ、裏切らないストーリーはさすがだ。
見終わった時、おにぎりが食べたくなるのはいうまでもないが、日本の家庭料理って最高だなぁと見直してしまった。食堂に来る人たちが最初、みんなお箸を上手に使っているのはちょっとびっくりだった。

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ニョロ

3.5どこかシュールなかもめ食堂

2022年12月13日
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鑑賞方法:VOD

小林聡美扮するサチエは、ヘルシンキでかもめ食堂をひとりで営業していたが客はいなかった。初めての客で日本かぶれの青年がガッチャマンの歌詞を聞いてきたけれども分からなかったので、本屋で出会った片桐はいり扮するミドリに教えてもらった。

もたいまさこも加わってどこかシュールなかもめ食堂。フィンランド人にも様々な事情があって、それなりにサチエたちが寄り添っていく。まあのんびりしたトーンでいいんじゃない。

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重

4.0癖になるこのゆったり感

2022年12月11日
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心を休ませて和みたいときにぴったりな作品。出てくる人達がみんな可愛らしい。一期一会って素敵だなあ。

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もっち

4.5疲れたあなたに、この空気感

2022年10月12日
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本当に元気がでて心が穏やかになりますね。

なんか日本っていいなと思いますね。

荻上監督色々観て好きだけどやっぱりかもめ食堂なんだなって気がします。

心が疲れた時にかもめ食堂ですね。

色彩もとても綺麗ですね。

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ボタもち

4.5癒された〜

2022年10月10日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

フィンランドの雰囲気と
コーヒーや食事が美味しそうでした。

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ほんのり

3.0お腹が空いてくる!心の奥深く温かくなる映画。

2022年10月5日
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泣ける

笑える

楽しい

内容は、フィンランド🇫🇮に『かもめ食堂』を営業している小林聡美の元に何故か日本人が2人手伝いに唐突に参加一緒に食堂を手伝う事で、お互いの悩みに向き合ったり人生を振り返ったりしながら進んでいこうとする映画。好きな言葉は『私のトランク何ですが中身が私のトランクぢゃ無いんです』かもめ食堂の人達との出会いで自分の視点が変わってしまった女性の言葉。急に物事の見方が変わる時は変わった事に自分が一番気付かないもんだよなぁという表現が印象に残りました。印象的な場面では、随所に出てくる逆光での撮影の上手さと一本道を歩くだけの構図や微妙なカメラワークが演者に共感を呼び役者の表現は言わずもがな上手いなあと脱帽しました。フィンランドの短い夏や美味しそうな料理や淹れたての湯気立つコーヒー☕️何せ美しい!!ここが一番凄いと思った所です。物語を通じて何も押し付けがましくもなく、ありもままで生きる事の難しさと好きな事しかやらない姿勢は見直される必要がある様に思いました。はっきりと言わない雰囲気のある言葉は意味深で、観る人によって千差万別に変わる様に思う自分との対話を促す様な面白い映画でした。

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コバヤシマル

4.0原作小説と比較するのも楽しい

2022年9月9日
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ずっと観たかった作品で、やっと鑑賞できました。
原作小説は映画鑑賞後に読了。大筋は同じですが、作中で起こる出来事や、細かなストーリーの違いがあり、比較するとさらに楽しめます。
特に小説と比べて登場人物たちの背景を深堀りしていない点が、個人的には非常にナイスな脚色だなと感じました。

ややファンタジーなシーンも出てきますが、この人物にとってどういう意味を持つ演出なのか?と考える楽しみもあります。
たまに起こるプチ事件もストーリーにおいて良いアクセントになっています。
心乱れることなく鑑賞することができる、私にとって丁度良い癒し映画となりました。

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870

5.0自然体

2022年8月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

フィンランドのヘルシンキで日本食堂を開いた主人公(小林聡美)だったが、客はさっぱりだった。
その後、日本人旅行客二人(片桐はいり、もたいまさこ)が加わり、何事も無理をしないスタンスで人の輪を広げていく。
久しぶりに観たが、相変わらずとても面白かった。
ほっこり。

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いやよセブン

4.0漫画にありそうな世界観

2022年8月17日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

どうなるのか気になって
なんとなくときが過ぎて
俳優さんたちの顔ぶれにワクワクして
???なことも漫画だったら珍しくないなと思いながら
そんな漫画のような世界観がうまく映像化されているようで なんとも良かったです
昨日視聴した『めがね』よりは わかりやすいというか親しみやすいというか
こちらから観るべきでしたね。

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きなこ

3.0フィンランドで小さな食堂を営む日本人女性。 大きな事件はなく、終始...

2022年8月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

フィンランドで小さな食堂を営む日本人女性。
大きな事件はなく、終始淡々と話が進んでいく。
それだけに安心して観ていられるところはある。

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省二

3.5ほのぼのと、

2022年7月3日
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鑑賞方法:VOD

なんか事件が起こるとか血を見るとかいうこともなく(笑)、あまりにも平凡な、ほっこりするようなストーリー。

店の経営うんぬんとか商売とかのカタイ話でもなく、客とのいざこざとか色恋の話でもなく、純粋に楽しめた。

そしてやはり個性的なキャラの登場人物がいい、なーんも大きいことは起こらんけど(笑)、でも、うん、ちゃんと楽しめた不思議な雰囲気の映画。
メインの「三人娘」は、いい雰囲気、いい表情、いい存在感。

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みけい

4.0絶対に訪れることのない「平凡な日常」

2022年6月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

気持ちの良い場所に住み、たまに客人が来ると磨き上げられたキッチンウエアで料理を作って振る舞い、日頃のシガラミやモヤモヤをオブラートに包んだように柔らかく語り合う、という絶対にありえないシチュエーションにとても惹かれてしまう。

そんな設定で、奥に秘めた感情を少しだけ感じさせる小林聡美さんが演ずると、「キレイゴト」でしかない空間に映画を観ている間だけでも没入できるから不思議。

ただエンディングが近づいてくると妙に寂しい気持ちになる。ああ、わかった。この映画には経済的な活動とか心配とか、多くの人達の生活において重要な位置を占めているものがすっぽりと抜けているのだ。

だからとても心地よい反面、現実に戻る時にちょっとだけ辛い、そんな映画です。

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にこにこどり

5.0すべてが好きです。

2022年5月26日
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泣ける

楽しい

幸せ

すべてが好きです。

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璃子

4.0何かの喪失 心が休息を求めている かもめのように港の何かの止まり木に下りてくる そんな時にみたい映画なのかも知れません

2022年3月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

不思議な映画でした
ストーリーなんかあるようなないような
訳のわからない映画でした
だけど好きになりました
良い映画です
人に是非観てと薦めたくなる映画です

なんでフィンランド?
なんでかもめ?

かもめは海と航海のシンボルです
マリンファッションのモチーフに良く使われますね
夏用の男性化粧品にもかもめのマークのものがありました

イギリスではお人好しの騙され易い紳士の事をかもめというそうです
日本でも鴨葱とかいいますね
騙され易い鳥と言う意味が洋の東西を問わず共通するようです

そして、溺れ死んだ水夫の魂が姿を変えたものとも言われるそうです
だからむやみに殺したりすると不吉だとか、家の窓にぶつかると良くない事が起きるとか言い伝えがあるそうです

何かの喪失
心が休息を求めている
かもめのように港の何かの止まり木に下りてくる
そんな時にみたい映画なのかも知れません

フィンランド
日本から8000キロの彼方
カムチャツカくらいの高い緯度だから白夜があります
ムーミンの作者もヘルシンキの生まれだそうです
劇中、ほんの少しムーミンの話題が出ましたよね
北国の人々らしく、ヘルシンキの人達はみな穏やかで口数が少ないおとなしくて、ムーミン谷の人々のようです

何やら最近フィンランドの国名をよくテレビで耳にします
ウクライナの戦争の関連でこの国のことも話題に登るからです

フィンランド化とかいう政治用語があるくらいで、この国とロシアは隣同士であり大変にロシアの動向に影響をうけるのです

心の平静を求めてフィンランドに流れてきて、灯台の窓にぶつかったみたいに食堂にいつく人の物語

そんなのほほんとした映画のはずなのに
観終わって余韻にいつまでも浸っていたいのに
テレビのニュースはそれを許してくれないのです

平和のありがたみ
心の平安を求めています

ロシアから脱出しようと大勢のロシア人が国際特急でヘルシンキに逃れて来たニュースが少し前にあったとおもったら、その特急も停止させられたそうです
ロシアからの空路は既に全て閉ざされていて、もうロシアの人々は脱出するルートが無くなってしまったようです

かもめ食堂
行きたくて行くところじゃないでしょう
気がついたらそこになぜかたどり着いて居ついてしまう
そんな心の平和を取り戻すところです

それなのに戦火はこの国にも及びそうなのです
コロナ禍も戦争も終わらないと行けないし、行っても心は休まるかどうか

のほほんとフラリとヘルシンキに降りたって、歩き回ったら、なぜかかもめ食堂の大きなガラス窓の前にいる
その窓に間抜けなかもめみたいにぶつかって食堂の扉を押して入る
そんな日々が早く戻りますように
そう祈るしかないのです

蛇足
何年か前、神戸の名画座で片桐はいりさんが切符のもぎりをされていたところに出くわしました
結構背の高いとてもチャーミングな方でした

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あき240

5.0世界観が好き

2022年2月10日
スマートフォンから投稿

一年に一度以上はこの映画を観る。
美味しい食事を作りたくなる。
どこで暮らそうが、言語が違おうが、美味しいものを食べると幸せになる。
特に大きな事件が起こるわけではなく、食堂を舞台にストーリーが展開する。
キャラクターのパンチが強いので子供たちもみんなこの映画が好き。
観ると元気になる映画。
この映画を観ると私はシナモンロールを焼きます。

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madoka
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