イヌゴエ いぬごえのレビュー・感想・評価
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エン犬
2006年公開。
tvkテレビで放映していた。
フレンチブルドッグのペス(ジョン)。
潤んだ黒目がちの大きな目がたまりません。
声の主は遠藤憲一(エンケン)。
なるほど。
ブルドッグ顔。
ニオイフェチの犬の話?
「ええ匂いや。したいのう。」
「あのメスは昨日2回はヤッてる。」
相手は役所の同僚。
ペスがピスで仕返し。
散歩でいつも会うルーちゃん(コッカースパニエル)の飼い主の娘の名前は音無ちぬ。まさかと思ったが、黒鯛のチヌが由来。娘の名前にチヌってつける釣りバカの父親の顔が見たい。芹沢君がちぬちゃんに恋するとペスの声が聞こえなくなる。魔女の宅急便の黒猫ジジみたい。
ちょっとショックなちぬの秘密。
🎵窓に西陽があたる部屋は〜
いつもあなたの匂いがしたわ〜
テレサ・テンのつぐないか。
嗅覚過敏でマスクが手放せないけど、空気は読めない芹澤君。
役所の悪臭公害対策係にお勤め?
臭気判定士ってこの映画だけの架空の職業だと思ったら、実在する国家資格。1996年(平成8年)に改正された悪臭防止法に伴い新設されたもの。
ベランダにゴミ溜めてる主婦役は渡辺真起子😎
そういや、昔は駅のトイレに紙置いてなかったからティッシュ持参必須だった。
でてくるペットショップは駒込駅の線路際にあって、山手線から見える。
芹澤君のアパートの住所の品川区鯨塚の最寄り駅は京急線北品川。
屋形船でお花見に行ったなぁ。
昼間からビール飲んで、揚げたて天ぷら。
釣船屋も何軒かある東京湾につながる運河。
黒鯛に鯨?
新潟の漁港に旅するふたり。
犬の映画なのに最後はハム太郎
山下敦弘っぽい
犬の声がわかるというストーリーは数多くあれど、この映画では犬の独り言がメイン。腹減ったとか、くさいとか・・・。そのあたりがリアルと言えばリアル(笑)。
芹澤(山本)はハルカ(馬淵)と付き合っていたが、その彼女を同僚力石(村上)に寝取られてしまう(その詳細は描かれてないが、メールによってわかる)。父親が拾ったというブルドッグを散歩に連れて出て、ちぬという女性と出会い仲良くなるのだが、ちぬが動物虐待をしていたり、幼児虐待のせいでバツイチになったという経緯もブルドッグのボヤキによって発覚してしまう。
山下敦弘監督作品での山本浩司の雰囲気そのままで、ウクレレの音楽にも癒されるといった、ほのぼのオフビート作品。最後には本来の飼い主が現れるといった展開で、実はブルドッグが芹澤の声も理解していて、会話も成立。犬との別れの寂しさは、彼女を失ったことよりも辛かった。なんてことはないストーリーだけど味わいがあるのだ。それにしても国家資格でもある臭気判定士なんてのは興味深い。
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