パッチギ!のレビュー・感想・評価
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悪ガキに刺さる映画です・・・笑
初めて観たのはぜっさん悪ガキ中であった中学生の時。言うまでもなく私はアンソンの虜に・・・笑
この作品は単にヤンキー映画という訳ではなく、時代背景や民族間の様々な要素が取り込まれています。
ただ一言・・・リアルです。
喧嘩シーンもよくあるヤンキー映画とは一味違って、主人公が馬鹿みたいに強い事もないですしやられる時はやられます。その辺のさじ加減が好きです。
歌ったらあかん歌なんてない!
中村ゆりが劇中のどこにいたのか判らなかった。 朝鮮学校の女生徒を演じた24才の江口のりこがとてもかわいかった。 真木よう子もずっと美女だなあ。
動画配信で映画「パッチギ!」を見た。
2004年製作/117分/日本
配給:シネカノン
劇場公開日:2005年1月22日
塩谷瞬
高岡蒼佑
沢尻エリカ
真木よう子
江口のりこ
小出恵介
波岡一喜
オダギリジョー
光石研
加瀬亮
キムラ緑子
余貴美子
大友康平
前田吟
笹野高史
中村ゆり
井筒和幸監督
京都に住む日本人の少年(塩谷瞬)と
在日コリアンの少女(沢尻エリカ)との恋を描く青春映画。
音楽監督は加藤和彦。
懐かしいフォークソングが映画内で多く流れる。
朝鮮学校の生徒たちと日本の高校生はいつもケンカしている。
何が理由なのか?
たぶん、はっきりした理由などなく
お互いに意地になっているんじゃないかと思う。
抗争の末についに死人まで出てしまう。
えげつない描写が多いが、
ドラマチックでダイナミックな映画でもあった。
中村ゆりが劇中のどこにいたのか判らなかった。
朝鮮学校の女生徒を演じた24才の江口のりこがとてもかわいかった。
真木よう子もずっと美女だなあ。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
どんな理由があろうとな、歌ったらあかん歌なんて、ある訳ないんだ!
主人公たちより10数年歳下なので、描かれている時代の雰囲気は知識として知っているに過ぎないが、冒頭のグループサウンズをはじめとして、ちょっとオーバーかつユーモラスに描きながら、全体として明るいトーンでまとまっているところが大好きな映画。
久しぶりに鑑賞したが、やっぱりイムジン河が心に響く。
そして沢尻エリカが輝いている。
他にも、スキャンダルで、今は表舞台から姿を消している役者たちが何人も登場しているが、「それはそれ」で、映画の評価とは直結しない。
とにかくケンカに明け暮れ、高校生なのに酒やタバコは当たり前で、器物損壊も日常的という、とても暴力的な映画なのに、なんで嫌な感じがあまりしないのかと思ったら、わかったことが一つある。
それは、いわゆる「冷笑的」な視線がこの映画にはなく、逆に熱苦しいほどの「熱さ」「純粋さ」があふれているからだ。
愚かさも、情熱も、そしてその裏で余り人には見せない家族や友人を思う温かさも、とても愛おしい。
大友康平演じるラジオのディレクターは、放送禁止になった後もイムジン河を流し続けた実在の方をモチーフにしていると思われるが、「どんな理由があろうとな、歌ったらあかん歌なんて、ある訳ないんだ!」というセリフには泣けた。
あと、この映画でも、オダギリジョーが最高すぎる。
何や、これ…?
崔洋一監督同様に、人間の悪行を描くのが良い事とされるのが
井筒和幸監督。
在日朝鮮学校の男子なんかは、ほぼ全員ヤンキーであると、差別を助長
させる作品。 そもそも、日本人学校と朝鮮人学校との闘争なんか
どっちが悪いとかいう物ではなく「因縁」で始まったのだから
どっちもどっちだ…
名画「ウェストサイド物語」でも、人が殺されたから自分達の戦いに正当性が
ある物ではなく、喧嘩両成敗として終わらせるべきだ。
この映画が公開されていた当時、世では「K-1」や「プライド」などの、空前の
格闘技ブームであった為に「男と男が暴力で、ぶつかり合う」のが「良い事」と
勘違いされていた時期だ。
こんな映画が、その年の「邦画のナンバー1」と評価されていたのは…
「何だかな~」な感じだ。
同じ在日朝鮮人を扱った映画では、窪塚洋介主演・行定勲監督の「GO」の
方を、オススメする。
最後に沢尻エリカの話をするが、彼女は主演女優と呼ばれるほど
この映画には出ていない。 この映画のヒロインと沢尻エリカ本人の
ギャップは…もう、言わずもがなですよね…
面白かったけど絶対に関わりたくない人達
恋に国境なんてない。いいテーマなんだが、過ぎた自虐史観がちょっと邪...
口は実力ほどに物を言う・・・
勘違いと思い込み
うーん違和感を感じる
音楽がいい
ちょうど去年の今頃?観ました。
確かに喧嘩のシーンは多いけど、そんなに気にならなかったな。漫才ギャングほど気になんなかった。
塩谷瞬くんとか沢尻エリカとか、見らんなくなった人が多いな、、 こないだ、深夜番組に料理研究家の方が出てて、それで塩谷瞬くんとこの映画のことを思い出したのよね。
瞬くんとエリカがイムジン河?を、ギターとフルートだっけ?で合奏するシーンは泣いたなー。エリカ達がやってる仲間の送別会に、正装してもじもじした瞬くんが現れてね。
高岡蒼甫とかの発音がけっこう適当っていうか、あれだったら韓国人キャスティングでけへんかったんかな、という気もするが、あくまで日本人キャストに意味があったのかしらね。
なにげにケンコバさん(若い)が抗争相手の高校生役で出てて、笑いました。
【”恨の文化を乗り越えて・・・” ”「イムジン河」を一緒に歌って、もう喧嘩はやめようよ。”】
■内容は、人口に膾炙しているので、久しぶりに鑑賞した感想を簡潔に述べる。
・1968年、京都と言う舞台設定が、絶妙である。
・反権力の気風の高い古都を舞台に、京都府立東高校と、京都朝鮮高校は、日頃から衝突を繰り返しているが、ある東学校の男子生徒が、朝鮮高校の女子に恋をしてしまい・・。
それが、きっかけで両校のいがみ合っていた一部の高校生たちの関係は好転していく過程の描き方。又、依然として、いがみ合う高校生達の姿との対比。
・朝鮮高校の男子生徒が亡くなった通夜の晩に、朝鮮人の老人が語る”日本人に対する恨み・・。”
・米ソの冷戦を微妙に絡ませたり、”線を引きまくっている・・”と言う、当時の、そして現代でも通用してしまう、国際関係を暗喩したセリフ。
<だが、そのような様々な対立を、東学校の男子生徒が”KCB京都”で、アコースティックギターで歌う「イムジン河」の美しきメロディと歌詞が吹き飛ばす作品である。>
侵略戦争の負の遺産はここにも
とにかくこの監督は、学生に殴り合いのケンカをさせないと気が済まない...
とにかくこの監督は、学生に殴り合いのケンカをさせないと気が済まないらしいね笑
あと、過度の「顔芸」で笑いを取ろうとする演出は、なんとかならんのか。
話が進んでんのか停滞してんのか、なんとなくゴチャゴチャ~っと
いろんなエピソードを入れていって、まぁそれはそれで楽しめるんだけど、
ギャグ演出かとおもったら急にシリアスな展開になって、あー、そろそろ終わらせる方向なんだな、ってわかった。
解説のつもりで入れたであろう、立飲み屋での国際情勢の会話や、
橋の上での「日本が分断されたらどうする?」みたいな会話になると
急に、昔学校で観させられた教育映画っぽくなるねぇ。
んでさー、ちょっとここからがよくわからんかったんだけど、
葬式に行った主人公が、在日の人に「お前は何にも知らない!!帰れ!」って怒られるやん。
いや、確かに苦労はあっただろうし、つらいこともたくさんあったと思う。それはわかる。
なぜ友達の葬式に来た高校生に、そんなにつらくあたるのか。
いや、確かに歴史を知らなかったかもしれないよ、彼は。でも急に「帰れ!」はないでしょう。
円山公園でたのしくみんなで宴会してたやん。急にキレた理由がわからん。
んで、ここで沢尻エリカが止めに入るのかと思ったの。
「半島が分断された上に、この関係まで分断するのはやめて!!」とか言って。
止めないの。泣いてるだけ。主人公も泣いて言われたとおりに帰っちゃうの。
これはダメでしょ。分断じゃん。なにも分かり合えてないよ。
で、このあと主人公は泣きながら大事なギターをブッこわして、あっちとこっちのコミュニティをわけている鴨川に放り込むんだけど、なんで?
もう、エリカとは終わりだー!ってこと?
でもすぐにラジオで歌うやん。ギター借りて。
で、なんかそれ聴かされて葬式会場のみんな納得、ってなに?
まるで「魔法の歌」みたいな雑な扱いで、それうってどうなんだろうか。
そういや、円山公園でもみんな泣いてたな。伏線にしては弱いな。
だいたい、殴り合いのシーンが多すぎるのに(どうでもいいビー玉が出てくるシーンとかいらんやろ)、このラストあたりの展開が早いから、なーんにも伝わらへんのよ。
なんかねーこの映画、この題材で一番つたえないといけない大事なことが
ゴッソリ抜け落ちてる、って感じ。
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