最後の晩餐(2004)
劇場公開日:2005年2月12日
解説
人肉の味に魅せられた美容整形外科医の転落を描いたショッキング・ホラー。監督は「自殺マニュアル」の福谷修。大石圭による原作『湘南人肉医』を基に、福谷監督自身が脚色。撮影監督に「いつかA列車に乗って」の岡雅一があたっている。また、香港パートとして、「RIKI-OH 力王」の藍乃才が演出を、「完全なる飼育 香港情夜」の馮遠文が撮影監督をそれぞれ担当している。主演は「日常恐怖劇場 オモヒノタマ 念珠 死の珠「リアル」」の加藤雅也。日本・香港合作作品。
2004年製作/92分/日本
配給:アムモ
劇場公開日:2005年2月12日
ストーリー
“ゴッド・ハンド”の異名を持つカリスマ美容整形外科医の小鳥田には、ある秘密があった。それは、美女を殺害してはその人肉を食らうこと。そもそものきっかけは、医大の同級生・加奈子のクリニックで、吸引した患者の脂肪を食したことだった。以来、その味と充足感が忘れられなくなった彼は、抑えられない欲求の為に殺人をも犯すようになっていく。しかし捜査の手は静かに、だが確実に彼に伸びていた。ある日、小鳥田は立花という初老の刑事から尋問を受ける。ところが、彼もまた人肉愛好家で、逮捕しない代わりに人肉を食べさせるよう小鳥田に迫ったのである。そんな立花を殺害した小鳥田は、逃走を企てる。自らの顔皮を剥ぎ取り、それを加奈子と同僚・柳原の披露宴へ送りつけた人肉料理の中に紛れ込ませて自分を死んだように見せかけたのだ。果たして、計画はまんまと成功した――かに見えたが、逃走途中、立花の部下である若い刑事によって見つかってしまう。そして、小鳥田の車内に銃声が轟いた。