カクレンボのレビュー・感想・評価
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雰囲気はあるが・・・😓
残念だがパイロットフィルムにしか見えない。制作された当時はそれなりの新しさがあったのかもだが、今それを感じる事が出来ぬのはそのイメージに普遍性が無かった事の証であろう。完成度は高いので今後の作品に期待しておきたい。
【九龍城砦を想起させる不可思議なる東洋感が横溢する世界観や、狐の面を被った子供達や5匹の鬼の造形も良い。惜しむらくは余りに尺が短いので、登場人物のキャラまで踏み込めなかった所かな。】
■薄暗く入り組んだ街の中、“鬼”と呼ばれる者が住まう場所。
行方不明になった妹を探すためにヒコラと兄貴分ヤイマオは、鬼との遊戯に参加する。
鬼の正体を暴こうとする三人の少年や不気味な双子、そして一人の少女を加え、危険なカクレンボが始まる…。
◆感想
・レビュータイトルに記したように、不可思議なる独特な世界観や、作り込まれた鬼の造形が良い。
・”狐の面をつけた子供が一人ずつ姿を消していくホラータッチのCG作品”と資料にはあるのだが、雰囲気は十分に良い。
<鬼に捕まえられた子供達の”使われ方”なども、怖いが面白いアニメーション作品である。もう少し、尺があれば物語に深みが出たのになあ・・。>
抜群の世界観と物足りないストーリー
24分というとても短い作品だったが、個人的に好きな部分が結構多かった。
映画が始まった瞬間から不穏な雰囲気が漂っていて、これ結構好きなやつだなと思った。不気味な世界観は抜群に良かった。乱雑なネオン街、呪術的な鬼などが、不気味なデザインだけど、世界観とマッチしていてとても良い。音楽も印象的で素敵だった。
キャラクターがCGで描かれていて、手描きだったらもうちょい点数が上がってたのになぁと思った。狐のお面をつけていたので表情は見えなかったが、今作はそれがまた良かった。もう何というか、作画がすごくて短い時間ながら十分なインパクトを与える作品だった。
結構褒めているが、ストーリーについてはかなり物足りない。終わり方も意味深な終わり方だった。まあストーリーを楽しむより、雰囲気や映像美を楽しむ作品だと思う。
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