マリンバアンサンブル

劇場公開日:

解説

KAERU CAFEによるシネマ・シリーズ。自然が美しい口永良部(クチノエラブ)島を舞台に、人生の岐路に立つ女性マリンバ奏者が、島で出会った人々や自然に触れるうちに自分の内面を見つめ直す。出演は紺野まひる、松田洋治、貴水博之。

2005年製作/51分/日本
配給:KAERU CAFE
劇場公開日:2005年6月25日

ストーリー

マリンバ奏者の三輪ユリ(紺野まひる)は、技術的な自信とは裏腹に、世間的にはいまだ認められていない。自暴自棄となりつつあるユリに、憧れの指揮者である加藤幸一(貴水博之)から仕事の依頼が入る。仕事とは、幸一の暮らす南海の島・口永良部(クチノエラブ)島の生徒たちに、マリンバを教えること。報酬は、3日間で30万円という破格の内容だった。ユリはさっそく島に赴く。島に着いたユリに、ひとりの少女が誘いかけてきて温泉を案内する。その温泉でユリは、不思議な体験をするのだった。島の宿に主人のようにいるのは、フクロウのジェームス。また、世界中を駆けめぐるシンバル奏者の出水則夫(松田洋治)も滞在していた。出水は類いまれな技術力を持っていながら、自身の大きな壁にぶつかって、以来この島に逗留していたのだ。ユリを迎えたのは作業着を着た加藤。仕事は鉄くず運びに、マリンバレッスン。島の子にはマリンバ演奏を「へたくそ」と言われ「何故、私がこんなことをしなきゃいけないの!!」。思わず愚痴を吐き出すユリ。しかし、彼女の気持ちは少しずつ動きはじめていた。出水に励まされ、ユリはさっそくレッスンを開始する。穏やかに始まったマリンバ・レッスンだが、次第に生徒のかなえ(浦彩恵子)のリズムが崩れだした。かなえは、島の中学生であると同時に、加藤に認められたパーカッショニストだった。しかし、かなえ自身は自分の演奏に自信が持てないでいた。3日間はあっという間に過ぎ、いよいよユリが島を離れる日が近づいた。ユリは、天才少女バイオリニストの亜季(森脇ゆか)に、別れの記念にバイオリンを聴かせて欲しいと頼む。そして島全体では、去ってゆくユリを見送るように壮大な演奏を企画していた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
落合雪恵
製作総指揮
秋原北胤
プロデューサー
秋原北胤
撮影
中村健勇
音楽
スティーヴ・エトウ
編集
落合雪恵
その他
秋原北胤
落合雪恵
スティーヴ・エトウ
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