劇場公開日 2005年5月28日

「毎年、自分の誕生日に母から届く手紙。 母の筆跡、名前は書いてあるが...」ニライカナイからの手紙 yonda?さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5毎年、自分の誕生日に母から届く手紙。 母の筆跡、名前は書いてあるが...

2019年11月10日
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毎年、自分の誕生日に母から届く手紙。
母の筆跡、名前は書いてあるが住所が書いていない。消印は渋谷の郵便局。風希のおじいは竹富島の郵便局員。くらいの情報でわかってしまうことではあったけれど、話よりも人物中心に描かれていたし何より映像が素晴らしかった。
「ニライカナイ」 「うつぐみ」と言う言葉は使われるけれどおもな話が展開する舞台は東京。風希が竹富島に戻って、島民が集まるシーン以外は沖縄映画という感じはあまりない。

自分の夢を叶える為に上京したが日々の仕事に忙殺され、何も出来ない。自分は何しにここまで来たのだ..みたいのがリアルだった。
にんにく漬が泣ける。相葉サチコも超良い人だし、東京の描かれ方も悪くない。偉そうなカメラマンが雑誌放り投げて俺先帰るのくだりは結構良い。

母の手紙に励まされ、生きる勇気が湧いたみたいなところがメイン。名作だと思う。

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