8.1
劇場公開日:2005年7月9日
解説
若年層の圧倒的な指示を受ける作家・山田悠介の原案に基づいたホラー風青春映画。『雨と夢のあとに』でドラマ初主演を果たした黒川智花が、今度は映画に初主演する。監督・脚本は、音楽番組のディレクターを経て、ミュージッククリップを中心に幅広い分野で活躍する高橋洋平。エンディングテーマ・楽曲提供に、本格オルタナティブ・ロックバンドのnoodles。
2005年製作/51分/日本
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2005年7月9日
ストーリー
1989年8月1日に襲来した大型台風。その最中、崖崩れの起こったトンネルの中で必死に泥を掘り起こす女がいた…。そしてその15年後、2004年のある日。不気味なトンネルの中で、まるで自ら飛び込むように車の前に倒れこむ少年・翔太。全ての物証から、運転手に不手際はなく少年の不注意が事故の原因とされた。事故原因に疑問を抱く少年の父・森は、そのトンネルが地元でも有名な場所であることを知る。過去にそのトンネルを通った子供たちが、何人も死んでいるのだった。そして更に調べていくうちに、それらの子供たちにはいくつかの共通点があることが分かる。全てがまるで、自ら事故に飛び込んだかのようであること。その子供たちが全員1989年8月1日生まれであること。そして、そのトンネルを通っていること…。舞(黒川智花)と英美(奥田佳菜子)は、心霊スポット巡りを趣味にしている仲の良い中学3年生。いつも英美の兄・紘一(佐藤佑介)を運転手として同行させては、心霊スポット巡りを楽しんでいる。はた目にはとても順風満帆に見える舞だったが、彼女には実は密かな悩みがあった。人が死ぬ夢をよく見るのだ。そして、その夢には必ずあるトンネルが出てくるのだった。そしてある日、英美が言った。「今度のはすごいよ。正真正銘のバケトン!」。なんとそのトンネルは、森が謎を追っている噂のトンネルだった。自分の意志とは関係なく、そのトンネルに引き寄せられていく舞。そう、実は舞も19819年8月1日生まれだったのだった。