「宮田・・・高価なマンション買ったんだから、防犯にも気をつかえよ」運命じゃない人 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
宮田・・・高価なマンション買ったんだから、防犯にも気をつかえよ
レストランと宮田の部屋はタイムスパイラル・ムービーの核となった。時空は超えないが、視点を変えることによって徐々に明らかになる事実。「あんたもそこにいるんか!」「おまえもか!」と、かくれんぼをすると必ず人気が出て争奪戦となる隠れ場所のようだ。
『パルプフィクション』のように時系列をバラバラにしてパズルを解くような構成ですが、個人的に真っ先に思い出したのがヒットしなかった『ホワイトライズ』と同年公開された『サマータイムマシン・ブルース』です。「実は・・・」というサプライズが次から次へと沸いて出てくる展開には呆然とさせられました。最初はのんびり進み、台詞と間がジム・ジャームッシュ風だったけど、全体的には小粋な台詞が面白く決まっていて、恋愛指南する親友神田(山中聡)の口調が心地よく響きます。「地球人になれ」とか「知らない星」といった台詞による感情の伏線も物語を引き締めていた。
主人公宮田武は純情で人を疑うことを知らないかのようなお人よし。彼を演じた中村靖日がぴたりとハマっていたし、彼のもとから逃げた女あゆみ(霧島れいか)も詐欺師ではあるけど、なぜか憎めない役どころ。個人的に気に入ったバイプレイヤーはレストランのウェイターと便利屋山ちゃんだなぁ。
エンディング後のシーンも好きだ。見事に看護師24歳と繋がるところなどは期待を裏切らないサービスカットだったと思う。
【2005年10月映画館にて】
今晩は
今作も映画館で鑑賞されているのですね。
私は、内田けんじ監督作品は、矢張り映画館で観た「鍵どろぼうのメソッド」と「アフタースクール」ですが、今作を映画館で観たら、一番にしたくなるでしょうね。では。
こんばんは!コメントありがとうございました。面白い映画教えて頂きありがとうございました!他の方のコメントにも書いたのですが、展開や、ストーリーもさることながら、セリフもいちいち的をついた言葉があり、深いですね。消化不良なとこはもう1回見てみます。アフタースクールや鍵泥棒のメソッドもそうでしたが、展開がけっこう早くて何回も見てジワジワくる感じが共通点かもしれません。
見ましたが、最後のシーン意味がわかりませんでした。あれは誰のマンションにピンポンを?一緒に訪ねてきた男は?
面白かったですけど、消化不良です(*_*;