劇場公開日 2005年6月11日

「爺と糞餓鬼ども、心のお札を簡単に剥がすなかれ。」いつか読書する日 ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5爺と糞餓鬼ども、心のお札を簡単に剥がすなかれ。

2025年5月12日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

学生の頃、新聞奨学生をしていたのだが、2時間弱で終わる配達エリアの8割が団地という区域を配達していた。

その団地は、高度経済成長期に完成したような、
古いモデルの団地で、横の連結が無いタイプの5 階建て。
1 棟につき3カ所階段があり、全部で20棟。
つまり3×20=60本の5階建て階段ダッシュ、という事になる。
ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛ダダダッ!!

おかげで半年で18キロも痩せてしまった。
ダイエットに興味のある方は、是非追体験してもらいたい。

その際、軽トラで移動する牛乳配達のオジサンとも頻繁にすれ違った。
同業ではないが、似たような内容という仲間意識があり、挨拶は必ずした。

きっとオジサンも年齢的に、階段ダッシュはキツかった事だろう。
そのオジサンと同じ、階段の多い町で牛乳配達をしているのが、
この映画の中で登場する、田中裕子が演じる主人公の、50歳前後のオバサンなのだ。

ある程度、あらすじに触れないと何が何だかの話になるので、簡単に示すと、
主人公のオバサンは、高校生の時にママが不倫。
不倫相手は、密かに惹かれていた同級生のパパ。
親達は逢瀬の密会場所へ自転車で移動中、車に轢かれ死亡。
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ばたっ……

それ以来、同級生とギクシャクし、別々の人生を歩んで二人はオバサンとオジサンになる。
このオバサンとオジサンの、ずっと秘めてきた恋愛のお話。

二人は、親の死以来、時間が止まったような生活をしている。
岸部一徳が演じるオジサンの方は、
役所勤めの公務員で、児童課所属でネグレクト世帯の子供の保護などもこなす一方、
妻が大病患い献身的に介護もこなす。
とにかく「地味で目立たない平凡人生」を送る事を望む人。

オバサンも、牛乳配達とスーパーレジ打ちの二足草鞋で、オフは読書。これを延々こなす独身女性。

この二人の秘めた恋心、知られてはいけない想いが、ひょんな事から露わになり、
長い年月寝かせていた分、爆発してしまうストーリーなのだが、、、

認知症のボケ老人のせいで封印が解き放たれる、お札剥がし系のお話。
心の立ち入り禁止エリアに、土足で入り込んでくる爺さんに激しい嫌悪感。

なんだったら、熟年二人の関係を結果的に引き裂く、ネグレクト被害の子供まで憎悪の念が生じる展開。

この国は爺婆と子供を甘やかし過ぎなんだあ。現役世代を蔑ろにし過ぎなんだあ。
だから国民●主党とかが不満票を集めるんだ〜。
でもなあ、玉木に投票した途端に、年増のミニスカのカキタレとチョメチョメ密会はバレるし、
こいつらが過半数採る頃には、ワシゃあ爺になっとるんじゃ〜。
ふざけんなファッ●ンジャップだバカ野郎。
(ノT皿T)ノ ┫:・’.::・┻┻:・’.::・

なんちゅう胸糞ストーリーなんじゃ。ワシのお札を剥がしよってからに。
許すまじ。断固許すまじ。こっち見んな、見せもんじゃね〜ぞゴラァ。

アイヲクダサイ。
アイシテクダサイ。
マグアワセテクダサイ。
ギブミーチョメチョメ。
(´Д⊂ヽ

ソビエト蓮舫