劇場公開日 2005年8月27日

「【”東北人は口は重いが、我慢強く、粘り強く、心は温かい人が多い。ホントだよ。”後、TVドラマの映画化について、少し考える。】」容疑者 室井慎次 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【”東北人は口は重いが、我慢強く、粘り強く、心は温かい人が多い。ホントだよ。”後、TVドラマの映画化について、少し考える。】

2024年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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ー 最近、「踊る大捜査線」シリーズを観ているが、全然ドラマを観ない私にとっては、新鮮であった。
  だが、矢張りドラマで描かれたと思しきシーンは、理解するのに”推測”する事が多かったのも事実である。-

■ここ、5年ほど前から映画タイトルの中に【劇場版】と着く映画が増えて来たのは、ご存じの通りである。
 人気ドラマだからこそ、【劇場版】と名のついた映画が制作、公開されるのであろうが、正直、”物凄く面白い!”と思った映画は無い。キッパリ!(面白い!と思った映画はある。)
 大体が、ドラマを制作したTVのロゴが冒頭に出て、ドラマの延長線上で物語が展開される。
 映画製作サイドとしては、一定の集客が見込めるし、役者も役柄が分かっているのでスピーディに製作は進む。一石二鳥であろう。
 この”踊る大捜査線”シリーズは【劇場版】の嚆矢であろう。
 そして、第二作が大ヒットを記録した事も、大きな要因であろう。

<だが、出来得れば、映画はドラマとは切り離して作って貰いたいモノだと、個人的には思っている。
 もしくは、ドラマと連動していてもドラマを観ていない者が見ても、すんなり観れる映画を作って貰いたいモノである。
 商業主義が付いて回る映画であるから、手っ取り早く一定の興行収入が見込める【劇場版】は、製作者サイドにとっては魅力的なのであろう。
 だが、矢張り、映画は漫画実写化、小説実写化も含めて、独自の作り方をして欲しいのである。
 外国の映画は、殆どが原作が無い。原作(含むドラマ)がある映画が大量に製作されているのは、日本だけではないだろうか。
 その風潮が、邦画の映画製作レベルの衰退に繋がらない事を切に望むのである。>

NOBU