せかいのおわりのレビュー・感想・評価
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観た当時は自分の感性が低かったのかもしれません・・・
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邦画では当時珍しかった女流監督作品。慎之介がはる子に好きな気持ちをなかなか伝えられない純情さを描いているようだが、冒頭から彼は女と寝ていたところから微妙だ・・・相手の名前も覚えられないような愛のないセックスばかりだったという設定なのか、とにかくナンパばかりしてるらしい。
店長役の長塚圭史がひょうひょうとしていて雰囲気がある。長塚京三の息子。『リアリズムの宿』でもそのオフビート感を全開にしていたが、両刀使いでもある今作のこういった役が似合いすぎ。
せかいのおわりという世紀末思想にも似たタイトルだけど、若者のやり場のない気持ちは若干伝わってくるものの単なる世間知らずの厭世観のように扱っているところが気にいらない。何かの目標を持って生きるんじゃなくて、生かされているからしょうがなく生きているような、そんなだらだらしてるところがメインになってるかと思うと、どうしても否定的な見方しかできない。
ラストの落とし穴から見える空とかうさぎの着ぐるみとかは印象的だけど、だからどうしたっていうんだ・・・
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