真昼の花

劇場公開日:

解説

沖縄の美しい自然を背景に、ひとりの女性の自我が確立するさまを描くロードムービー。原作は直木賞作家・角田光代の同名中篇小説。監督は「ドルフィンスイム」の秋原正俊。出演はグラビア・映画・TVと幅広く活躍中の森下千里。Toshiba Web Streetにて20回に分けてweb配信された後、劇場公開された。

2005年製作/94分/日本
配給:KAERU CAFE
劇場公開日:2005年10月8日

ストーリー

母、兄と平穏な暮らしをしていた“私”(森下千里)だが、ある日、兄がバックパッカーとなって南の島に移住する。その数年後、母が急逝する。たったひとりになった“私”は、このまま平凡なOLとして暮らしていくことに疑問を覚え、兄を追いかけて、自らも南の島・沖縄に向かう。しかし、謎の女性(大西麻恵)と遭遇した直後に“私”は有り金のすべてを失くしてしまい、彼女が盗んだのではないかと疑いながらも無一文となってしまう。残りの金で、あと何日暮らせるだろうか? そんな“私”に街で声をかけ、食事をおごってくれた謎の男(黒田アーサー)。彼の真意がどこにあるのかは、まったくつかめない。しかし、彼とコミュニケーションをとっていくことで、“私”の中で何か大きなものが動き出す。“私”に大きな影響を及ぼす者は、他にもいた。先輩の女性バックパッカーの、アキコ(伊藤裕子)だ。放浪のダイバーである彼女は、安宿を探したくて“私”に接触してくる。アキコに相通じるところがあり、“私”たちは宿をシェアすることになる。数日の日々が経ち二人の関係に変化が出てきて、やがてすれ違いが起こってくる。そして、想像だにしなかったことが、二人にふりかかる。また、鉄くずとコンクリートの塊に囲まれた廃墟に住む人々とも“私”は出会う。世間から隔絶された場所で、独自のリズムで生きる彼らと触れ合うことで、“私”のリズムも次第に変化してゆく。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く

他のユーザーは「真昼の花」以外にこんな作品をCheck-inしています。