ALWAYS 三丁目の夕日のレビュー・感想・評価
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西岸良平さんはデビューからのファンだったので。
戦後13年。表向きの昭和のドラマ。
裏社会の話をすると多分消されるので書けないが、要約すれば『貧乏人は麦を食え』とへっぽこ総理大臣にげきを飛ばされ、物資のみの豊かさを日本国民が持ち始めた時代だと思う。
そして、敗戦国日本は、戦勝国アメリカと1960年に日米安全保障条約を結び、物資のみの豊かさを更に育むに至るのである。
めか◯の子供。
アプレゲ◯ル。
ヤク◯。
赤線◯帯。
娼◯。
そして、
八百◯スポーツ。
◯に文字を入れれば消される。
そして、『啖呵売』が裏社会の商売行為なのに、裏社会をほんわかと大目に見て、温故知新と言うオブラートで包み、物資的に豊かになった大和民族の涙だけをさらうのだ。果たして、精神的な豊かさは育まれたのだろうか。
とまぁ、閑話休題。
これは団塊の世代の話で、この年に僕らは生まれる。従って、全部懐かしい。
・オート三輪に乗って、火事現場を見に行った事がある。
・集団就職は売り手市場でこんなブラックな企業はなかったし、自動車修理会社なんてそもそもあったかなぁ?
・古◯淳之介君の考える未来物語は『空中都市0◯8』若しくは手塚治虫先生の『メト◯ポリタン』だ。
・戦後13年でもロシア文学者は赤い目で見られた。間違い間違い。白い目で見られた。
三流の万年筆
戦後まもない頃。みんな貧乏で、助け合ったりしていた。そんな時代の話。
上京してきて、車の会社と聞いてきたが町工場に来たことが納得いかない六子や、母に捨てられて「縁もゆかりも無い」男の家に居候する淳之介くん。
子供の顔を見たくない親なんて居ない。「捨てられた」子供たちと人情溢れる大人達という構図でみていたが、六子は母が毎月毎月手紙を送っていて、淳之介は実の父である小日向文世が演じる金持ちの男が探していた。
しかし、淳之介からすると、彼の父はやはり龍之介だ。
金持ちの息子になれる、そんなものは必要無いのだ。
一流の思い入れのない万年筆を使うよりも、三流の貧乏文士が頑張って買ってくれた万年筆の方が良い。
心温まる作品だった。また見たい。
鈴木オートの社長はなんだかんだいって茶川の事を良く思ってるし、みんなお互いに思いやっている。いい映画だった。
確かに存在した日本の戦後の風景
場所は、三田の慶應大学付近でしょうか。以前その辺りに勤めていた時の三田通りからの東京タワーの見え方にとても似ています。路面電車に乗るシーンで札の辻という停留所も出てきますし。恐らくそうなのでしょう。
銀座の和光が今と変わらぬ佇んでいますが、周囲は昭和33年の風景をかなり忠実に再現しているのでしょうね。指輪を買おうとした宝石屋さんの『天称堂』は実在する『天賞堂』のことなのでしょうね。
上野駅も当時の駅舎をとても忠実に再現していて、昔の映像を見ているかのような気分になりました。
そういった戦後の風景は勿論興味深いが、テレビへの憧れ、戦争の傷跡、集団就職、貧富の差、車社会へ移り変わる過渡期の様子、など当時の社会情勢もかなり織り込んでいて、それらがあって現代に繋がっているんだということをしみじみ考えさせられました。
辛いことが多くありつつも、みなが前を向いて歩いていて、その結果がいまの幸せな日本に繋がっているんですね。そのことを忘れないためにもこういう映画が必要なんだと思いました。
本当にこの上なく良い映画でした。
懐かしい風景
昭和世代はこういう映画には弱いでしょう。
吉岡と連れの子供は別にいらないような気がした。
堤真一が主役を食ってたように思います。役にはまりすぎ。
っていうか、この人は中堅俳優の中では本当に演技が上手だと思う。
見ながらメモ
オールウェイズ三丁目の夕
駄菓子屋 ヒロミ妊娠 家にテレビ 白黒テレビ 時代はカラーテレビ ひょっこりひょうたん島
オリンピック
六ちゃん サラリーマンに恋をする
毎朝おめかしして出かける。
冒険少年ブック看板作家茶川 しかし流行とは離れている
一平はエレキギター
トキオとは恋仲にならず、弟みたいなもの
車の修理に来た男 朝挨拶するだけの関係
銀座でお茶することに テレビに映る
ギターや小説 安定した職に着くことの方が大事
小説よりも漫画の方が人気 雑誌を全て漫画にする予定 読み物は1つでいい ファンレター作戦
学費や2階の増築費用
茶川父 危篤 速達で通知 スグカエレ
親に勘当されたから帰りたくない。ヒロミの涙帰ってあげて 最後の別れに立ち会えなかった後悔
夏 新幹線で地元へ
一昨日までは危ない状態だった。
小説家なった。父親否定する
秋 オリンピック開催
カラーテレビでブルーインパルスの五輪を鑑賞
白黒テレビの茶川家
空を見上げると、大きな五輪
戦後の復興を象徴するオリンピック
タバコ屋のおばさん病院へ
菊池先生の秘密を知る
六ちゃんデートの最後でバカンスに誘われる
タバコ屋のおばさんからタレコミ
悪い噂ばかり 女の問題でクビにヤクザと繋がってるという話も 遊ばれてる 事実確認本当だった
冒険少年ブック 出版社 茶川の対応について考える
六ちゃん ショックで仕事が手につかない
出版社に自作自演だとバレる 連載終了 落ち込む
緑沼の正体 りゅうのすけ
六ちゃん ひろみに相談 噂よりも自分の見えたものが本当の彼 バカンスに行くことを決意
茶川に緑沼であることを自白
茶川のプライド りゅうのすけ同情
勉強する振りをして小説を書いてきた
自分のようにはなって欲しくない。東大に出て安定した職について欲しい 小説書くのを禁止
父が亡くなったことを知る
父は息子をずっと応援していた。
嘘をついてきた。感動する振り、厳しい世界だから背水の陣で挑んで 不器用な父
その父と同じ道を歩んで来ている竜之助
息子の部屋をそのままに 部屋の本棚に冒険少年ブック しおりには応援と絶賛の言葉の数々
小説家を辞めようとしていた 父の顔が浮かんで何くそ精神で頑張れて来れた
バカンスへ
菊池先生が六ちゃんのカルテを見て、車を細工して会いに来た
帰ってくるとおやじさんが怒鳴り散らす
ヒロミさんを突き飛ばしてしまう。
菊池先生がみてくれた。 街の先生と知り合い
千葉の実家へ プロポーズ 結婚を前提に 真剣に
菊池先生は無料診療していた。遊び人は誤解
世界一の車屋になっていないから、結婚は出来ない
みんなが豊かに暮らしたい。菊池先生は違う。
お金持ちになるよりも人の幸せの方が大事
幸せとは? 好きな人と一緒に居れること
結婚して鈴木オートで働きながら
まあまあだった
美術がすばらしかったのだけど、本当に力道山で興奮している感じがしないし、公園で遊んでいる子供らも振り付けで遊んでいる感じを出しているだけみたいな、上っ面感がある。
小雪が借金取りに売られて風俗嬢になるかと思ったら踊り子。そんなので済むか。おでん屋を経営していた方がよっぽど稼げる。
吉岡秀隆と子どもが里親展開で、おっ、と思うが取って付けたようだった。もうちょっと心に深く差し込むような表現が見たい。
羨ましさと懐かしさ
"ALWAYS 三丁目の夕日" シリーズ第1作。
NHK BSプレミアム「プレミアムシネマ」で4回目の鑑賞。
原作マンガは未読。
昭和30年代。ケータイもテレビもインターネットも無いのに、そこに生きる人々の姿には今の私たちには無い輝きみたいなものがあったのではないかと感じる時があります。本作を観てから余計にそう感じるようになりました。
平成生まれなので、昭和と云う時代を肌では知りません。昔と比べたら生活水準の面では向上したのかもしれませんが、その裏で何かを置き忘れたような、知らず知らずの内に失くしてしまったような、そんな気がしてしまうのです。
いくらものが溢れていようと、どれだけ生活が便利になろうと、心が豊かでなくては幸せになれないんじゃないかなと思いました。日常の些細なことに喜びや悲しみを感じるのが、いちばん人間らしい営みなのかもしれない。何故か全てが懐かしいんです。そして暖かい。いい映画だと改めて思いました。
[以降の鑑賞記録]
2023/11/05:Hulu
※修正(2024/05/23)
名作です。
泣き所は中盤の母(薬師丸)が息子の一平くんを叱るシーンと終盤の茶川(吉岡)と少年の別れのシーン。とにかく、暖かいドラマでした。他のキャストもいい。堤真一、堀北真希、三浦友和…それぞれ良かったなあ。一平くん役の子が適度に生意気な感じでかわいいです。
このシリーズ3作、3年に1回くらいで順番で地上波でやればいんじゃね?って思います。基本的に家族で観れるし。ナウシカ、ラピュタ毎年観せるよりはよっぽどいいと思います。
最後の別れのシーン(結局別れなかったけど)は泣けた。 吉岡さんは見...
最後の別れのシーン(結局別れなかったけど)は泣けた。
吉岡さんは見事に違うキャラになっていて(当たり前だけど)改めてすごいと思った。
ひとつ気になったのは、昔の時代特有の、ほんの少しの汚れを付けて欲しかった。
(顔とか服とか)
あと、未来に繋がる、何らかのパンチが欲しかったかな?
(日本はこれからどんどん発展していくぞ的な)
一平のお父さん、演技力抜群なのに、優しい顔してるから全然迫力がなかった・・・(汗)
もっと怖い顔だったら良かったのですが。
幸福感
このシリーズ、公開当初から観たいな観たいなってずーーーーーーっと思ってたのにタイミングを逃してたら第1作公開から10年も経っちゃった。
10年て。10年て。私、高校生だった・・・
最近になってついにHuluで解禁!
今日は1日暇だったので全部観ちゃった♡
堤真一が主役だとばっかり思ってたら吉岡秀隆だったのね。
茶川さんのキャラクター好き!!
あと路面電車がたくさん出てくるから、息子がプラレールで遊びながらちょいちょい反応して楽しかった(*^^*)
3作まとめて箇条書きダイジェスト!
◆第1作(昭和33/1958年)
ピエール瀧: 氷売り
六子が集団就職で青森から東京の鈴木オートへ
鈴木家に三種の神器(テレビ・冷蔵庫・洗濯機)登場
茶川とヒロミと淳之助が出会う
シュークリーム事件
サンタが万年筆持ってくる
小日向文世扮する金持ちを追い返す①
見えない指輪えーんそしてヒロミ消える
夕日眺める
◆第2作(昭和34/1959年)
ピエール瀧: アイスキャンディ
オープニングがゴジラ
東京タワー完成間近
一平のはとこ、ミカが鈴木家に居候
給食費事件
小日向文世扮する金持ちを追い返す②
茶川、店休んで新作「踊り子」で芥川賞チャレンジ
小日向文世扮する金持ちを追い返す③
コック修行中のタケシ(?)詐欺に手を染め怒られる
ヒロミあわや大阪の金持ちと結婚かと思いきや
夕日眺める
◆第3作(昭和39/1964年)
キラキラ染谷将太登場キラキラ六子の後輩役
ピエール瀧: 自動販売機
東京オリンピック開催中
一平(高3)、加山雄三を目指しバンド組みギター弾く
淳之助、東大を目指して勉強
茶川、ライバル小説家の登場によりピンチ&父死す
オリンピックのバレーボール中継中にヒロミ女児出産
六子、医師の孝太郎と結婚
さらば淳之助
夕日眺める
はい、ピエール瀧が好きです。
全部すーーーごいよかった!!
なんだろう私がもう完全に失ってしまった《澄んだ心》や《ゆっくりと流れる時間》などにばかり目がいくよ・・・!!
失ったっていうかさては最初からなかったのか。つらっ
涙なしには見られないけど、第1作が一番泣いた!
淳之助、ラストの茶川とぶつかり合うシーンは本当にグッジョブ!ナイス演技!よっ、天才子役!!
しかも3作全部ちゃんと同じ子が演じてるっていうのが感慨深かった。
大きくなったねぇ・・・としみじみ。
堀北真希の変貌ぶりにも驚愕。
最初はポケモンのバリヤードそっくりだった。
ずいぶんと美しくなったねぇ~。
でも結婚相手は森山未來じゃなくて小出恵介がよかった(煩い
あともう一つだけ文句言うとしたら染谷くんがただニコニコしてるばっかで物足りなかったよ!!!!
やっぱみんエスの鴨川くんが一番好きだ・・・ッ!!
しかし本当にいい映画だった♡
心がほっこりあったまったから改めて家族を大事にしようと思った。
原作漫画すごい独特な絵だってottoさんに聞いたけどどんななんかな~
油断してたw
本当にこんな時代が日本にあったのかと思うw
今とかけ離れているので、親とか今まで縁が無いような年上の方達と話してみたくなる!
しかもそんなノスタルジックな感じを味わう映画かと思ったら思いがけない感じで感動をしてしまうので涙がぼろぼろ出てくる。
特に吉岡秀隆の声の震えた感じで大声を出されると自分の涙腺も震えてぼろぼろ泣けてくる。
モノがない時代の方が、分け合う心があってこんな時代に生まれたら今より不便でも幸福度が高いんやろうなぁなんて考えてしまう自分が嫌だわ。
昼寝をしないと、遊びにいかせないよ
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(山崎貴監督)から。
扇風機に向かって「あ~」と声を出し、
自分の声が震えるのがおかしくて、いつまでも遊んでいる子供に
お母さん役の薬師丸ひろこさんが、叱るシーン。
「昼寝をしないと、遊びにいかせないよ」
この台詞が、なぜか私の脳裏に引っかかっていた。
最近、昼食後30分でも昼寝の時間を意識的に取っているのだが、
頭がスッキリするのを感じているからだろうか、
昼寝の効用について、ちょっと好奇心が湧いてきている。
子供の頃は、少しでも遊びたかったから、
昼寝をする時間すらもったいなくて、外へ飛び出していた。
もちろん、昼間は勉強する時間だと思っていなかったから。
当時から、母親は「昼寝の効用」を知っていたのだろうか?
「ほら、早く昼寝をしなさい」・・
こんな台詞が、近所のあちこちで聞こえていた気がする。
私たちは、そんな知恵まで無くしてしまったのかもしれない。
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