劇場公開日 2005年11月5日

「がさつだけど温かい、懐かしい昭和がそこに在る!」ALWAYS 三丁目の夕日 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 がさつだけど温かい、懐かしい昭和がそこに在る!

2025年10月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

楽しい

幸せ

久しぶりに見たけど、良い映画だね。歳のせいか、終始、ウルウル状態でした。
建造中の東京タワーが時折顔を見せる。自分が生まれる前の物語なので見たこともない景色のはずなのに、なぜか懐かしさがこみ上げる。

街頭テレビに集まる人々の映像は、時々、見かけることがある。
テレビを買った家があれば、本作品のようにお祭り騒ぎになっただろうというのも想像できる。
自分が生まれた時には、既にテレビはあったけど、我が家では見れないチャンネルの番組を近所の家に見に行った覚えがある。
カラーテレビを購入した家に集合して見たこともあったっけ。

堤真一さんの如何にもな昭和の親父も良かった。今ではコンプラに係るのだろうが、短気ですぐに手が出るオヤジは自分の父親と重なった。怖かったけど、嫌いにはならなかった。

堀北さんや須賀さんのように、血のつながらない同居人に対しても家族のように温かく接する人情味が懐しい。昔って、ホンっと人の繋がりが強かったと思う。
我が家も親父の姉夫婦の家族と同居している時期があった。10人以上で一つ屋根の下に住んでたなんて、今、思うと信じられない。

昭和33年。戦後13年だが、前向きに懸命に生きていた人々の物語。
その中で、戦争によって家族を失った三浦さん演じるお医者さんの話も切なかった。

最後に、小雪さんって綺麗で魅力的な女優さんです。あの結末は中途半端だけど、続編があるから・・・

BGMも主題歌も最高!
ホンっと見ているだけで、何か暖かい気持ちに包まれた気がする作品でした。

ratien
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