「Bの謎」ひろしま Keiさんの映画レビュー(感想・評価)
Bの謎
女性教師と女子生徒たちが空の轟音を聞いて言います「Bよ」。
その瞬間に原爆(リトルボーイ)が投下されます。
Bとはアメリカの大型爆撃機B29の事です。
このシーンは強調されていたので、何かを語ろうとしていると思います。
8月6日に広島上空を飛んだB29はたった3機です。
しかし高射砲攻撃、戦闘機による迎撃もなく、
またラジオによる警報、空襲警報もなかったようです。
天気は快晴、風力2と風は弱く、気圧は764mmHg。
つまり、アメリカ軍の原爆投下は日本軍に邪魔されず簡単だったわけです。
それは今日でも謎であり、広島と長崎への原爆投下は、
見方を変えれば日本のトップが爆撃に同意したという推測が可能になります。
広島の原爆はウラン、そして長崎はプルトニウムであり、それは実験のようにも思えます。
要するに、いとも簡単に原爆投下を可能にしているのが奇妙です。
アメリカCNNが広島長崎の原爆投下の経緯について報じていたのは、
ドイツに投下して不発に終わった場合、ドイツ軍は原爆を回収してをつくるはず、
日本の場合、その点は大丈夫だろうと判断し決定したようです。
それが事実なら、モルモット実験だった事になります。
いずれにしても、抑止力を含め軍事力(暴力)は肯定されています。
・・・残念ですが。
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