インストールのレビュー・感想・評価
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【思春期を迎えた17歳の女子高生の焦りや何となく不安な気持ちをリアルに描いた青春ドラマ。小学生の神木隆之介君にはビックリである。】
■平均そこそこの毎日に突然脱力し、学校へ行くのをやめた朝子(上戸彩)は、制服を着て家を出て母の出勤を確認して戻る。
もう17歳という焦燥感と、まだ17歳という安心感。
そんな朝子が捨てたPCを拾った変わり者の小学生男子青木かずよし(神木隆之介)は、そのPCをインストールし直し、自分の家の押し入れでエロチャットする事を勧める。
<感想>
・チャットという行為自体が、今や廃れつつあるからか、残念乍ら物語が入って来ない。
・だが、小学生男子青木かずよしを演じた神木隆之介や、上戸彩の若さは新鮮である。
神木隆之介と上戸彩が押し入れの中で二人っきりで、
小学生の神木隆之介は、この世の者とは思えないほどの美少年、そして存在感、それだけでも観る価値あり。
それと、むっちり上戸彩の女子高生、それが神木とからむんだから、面白くないわけ無い。
といってもストーリーはとっても陳腐なんで、それだけですが。
それだけでも、小学生と女子高生がネットでいろいろ、いだずらしちゃうんですが、なにしろ神木隆之介と上戸彩がラブシーン寸前までいっちゃうんだから観ないと損ですぜ、旦那。
だってあたしには具体的な夢はないけど野望はあるわけ。
2019年6月9日 インストール 鑑賞
神木隆之介 くんがまだ子どもでした。
上戸彩 はまだ高校生役が似合う年頃でした。
作品はつまらなかった!
唯一の見どころは、神木くんが上戸彩の胸を触るシーンでした。
映画館は女子小中高生のグループが多かった。もしや、彼女たちからエロチャットをやっている変なおじさんと思われやしないかとビクビクしながら鑑賞した(汗)
小学校高学年の女子たちはうるさかった。遠足気分なのだろうか、お菓子の袋の音と甲高い声のおしゃべり・・・しかし本編が始まると、意味がわからなかっただろうか、静かになった。おかげで「日常茶飯事」ネタや「興味津々」ネタでは一人で笑ってしまったではないですか(恥)。反対に、彼女たちは「あそこのとがった部分」ネタや「スカトロ」ネタで笑ってたし・・・(おじさんたちは笑えませんでしたよ)。
映画を観るまで、タイトルにある「インストール」の意味はエロチャットで仕入れた余計な知識を習得することだと思っていましたが、人間の根本的な生き方や考え方をマックOSを再インストールすることで表現していたようです。そうとなったら、最近クリーン・インストールをしたばかりなので、雰囲気は伝わってきましたよ(ウィルスにもやられてるし・・・)。細かなところでは、上戸彩はパソコンが苦手で最初は指1本でひらがな入力だったのが、しばらくするとローマ字入力でタッチ・タイピングできるようになっていましたね。
エロチャットネタについては省略しますが、原作者綿矢りささんの大人への鋭い視点は実際にチャットを垣間見たことがあるんだろうと想像させられました。そして、女子高生の脱個性や人生の目標論、ヒッキーになることの恐れも伝わりました。繊細なタッチで等身大の彼女たちを描き、平凡な生き方と純粋な思いを見事に表現しています。引きこもりやエロチャットを奨励したりする映画では断じてありません(見る前はそんな気もしていた・・・)。
俳優の面では、上戸彩もよかったし、天才子役隆之介に引っ張られるくらいの勢いで心地よかったです。ネタ的に小島聖をキャスティングしたこともよかった。いや、別に『完全なる飼育』を思い出したわけではなく・・・
青春のバイブル
拙ブログより抜粋で。
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『蹴りたい背中』で芥川賞を最年少で受賞した綿矢りさが17歳の時に書いたベストセラー小説を売れっ子アイドル女優・上戸彩主演で映画化。
ということで、話題性優先で作られたお手軽低予算アイドル映画と決め込んで高を括っていたのが見事に裏切られた。見くびっていた反動で観終わったあと軽く動揺してしまった。
(中略)
正直、周辺人物の描き込みに物足りなさを感じたり、終始鳴り続けるBGMがうるさ過ぎたりと、映画的完成度は低いといわざるをえない。案の定、世間の評判も芳しくないらしい。
しかし、ツボにはまると青春のバイブルと成りうる一本だと思う。心に残る一本に大人の論理での良し悪しなんぞ関係ない。
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