2番目の彼女

劇場公開日:

解説

ひとりの平凡な男がふたりの女に愛され翻弄されていくトライアングル・ラブストーリー。映画「インストール」、TVドラマ『ランチの女王』『きみはペット』などの人気脚本家・大森美香が自らメガホンをとった初監督作。主演は「日本の黒い夏 冤罪」の北村有起哉。共演に「油断大敵」の前田綾花と「ユダ」の岡元夕紀子。

2004年製作/65分/日本
配給:内外出版社
劇場公開日:2004年11月27日

ストーリー

現実とのギャップに耐えきれず脱サラ、そして未だ本を出せたことがない自称小説家・草野(北村有起哉)は悩んでいた。通りすがりの若い女の子と寝てしまったのだ。しかもすごくかわいい女! 草野にはサラリーマン時代から付き合っている彼女・有希子(岡元夕紀子)がいる。スチュワーデスな上、経済的にも支えてもらっていて、不満なしのいい女。彼女とはずっと真剣につきあっているし、結婚も考えている。今まで浮気なんてしたことはなかった。なのについ。しかもその若い女・女子大生の雪乃(前田綾花)は「2番目でいいから付き合ってほしい」と懇願してくる。「2番目」とは、ドライな付き合いで、前向き・楽しいような恋愛。会いたいときに会うシンプルな関係だそうだ。草野は親友・有栖川(MCU)に相談するが…。そして一方、ペンネーム草野崇文は、28歳プータロー。小説家といっても、シナリオライター3:本屋のバイト7。自分が何者か見つけられない、自己分析真っ最中の平凡な男だ。そんな彼に週刊誌騒動で製作が中断しているドラマの続きを書けるかもしれないチャンスが巡ってきた。エッジのきいた脚本を書けば採用してくれるとのことだ。ドラマは、患者の男の子が、彼女と別れて一途にこの看護婦さんに恋をするといったラブストーリー。看護婦さんは別に恋人がいる。その後のストーリーを、エッジのきいた作品へ展開してほしいとのことだ。偶然にも会議の場に「2番目の彼女」という発想が持ち込まれる。プロデューサー(秋本奈緒美)は興味を抱く。「2番目の彼女」はたしてそれは甘美な蜜か、巨大な罠か?

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