「過酷な現実とどう向き合っていくのかを描いた純愛のお話」世界の中心で、愛をさけぶ 中野祐治さんの映画レビュー(感想・評価)
過酷な現実とどう向き合っていくのかを描いた純愛のお話
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当時、ベストセラーの小説が映画やドラマなどで大人気作品となり、話題になっていたのを思い出しました。
私も当時、映画化になると聞いて、友人と映画館に行ったのを覚えています。
平井堅さんの主題歌は今でも耳に残っている名曲だと思います。
高校生役の長澤まさみさんと森山未來さんの演技が、より一層その先の二人に訪れる悲しい結末を助長させているように感じました。
現実は変えられない。
その中でお互いを想い合いながらもどうしていくのが最善なのか、
本当はずっと一緒にいたいけれどそれがかなわないという現実と向き合い、
辛いながらも別れを決断する二人。
若いから、など関係ないくらい大切に想う人との別れは苦しい。
残された人が生きるということにどう向き合っていくのか。
もう会えない人との別れをどのように受け入れて進んでいくのか。
この映画だけでなく現実でもどの人も向き合うことになります。
限られた時間の中、突然来るかもしれない別れを考えると、
一分一秒も無駄にできないなと思います。
私も今を全力で生きること、大切な人との時間をこれからもつくっていくために
日々強くあろうと思いました。
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