「多くは語らない」世界の中心で、愛をさけぶ すーぱーゆうたさんの映画レビュー(感想・評価)
多くは語らない
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日本の映画っていう大きな括りにするのは大変失礼かもしれませんが、多くは語らず、設定や雰囲気、俳優の表情から意味を読み取ってね。という映画が多いのかなぁと。
この作品も特に現代パートは口数少なく、そんな感じがありました。
別に良い悪いって言ってるわけではありません。
むしろ、読み取ることが出来る演技や演出に感服します。
当時、16歳?の長澤まさみさんと森山未来さん。バケモノですね。
亜紀の終盤に行くにつれて、力が無くなり、今にでも崩れそうな声は聞くたびに心が締め付けられる感覚でした。
最後のテープは思い出すだけでも泣けます。辛い。
あと、印象に残ってるのはシゲじいの言葉で、
「残された者に出来ることは跡片付けだけだ」
重みがあります。
その言葉の意味もエンディングへ向かう朔太郎の行動に反映されていますね。
今を生きることの大切さを痛感させられる映画でした。
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