「森山未來と長澤まさみが初々しい」世界の中心で、愛をさけぶ mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
森山未來と長澤まさみが初々しい
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やっと観ました。セカチュー。
余命わずかのヒロインの死が近づいている、そんな物語がすごく苦手なんです。でも、話題作なんでやっと頑張って、2019年最後に観ました。公開から15年も経っているのに、今ごろ?って感じですが。
森山未來の素朴な少年ぽさがよかったです。亜紀(長澤まさみ)がお姉さんぽいので、朔がすごくおぼこい感じでした。それほどモテないイケメンでもない少年(青年?)と、クラスのマドンナ的存在の大人っぽい亜紀。アンバランスな感じがよかったのかもしれません。ガラス越しの婚姻届も、森山未來だから、ベタな感じを受け入れることができました。
でも、自分は思ったよりも泣けませんでした。大沢たかおと柴咲コウの現在と過去の朔と亜紀のストーリーが交錯しており、朔と亜紀の橋渡しをしていたのが律子で、現在の朔が交際しているのが、その律子だという設定が人間関係を複雑にしていて、いまいち、ストンと入ってきませんでした。柴咲コウは目鼻立ちのはっきりした、個性の強い女優さんです。もうちょっと個性の薄い感じの人の方がよかったかも。物語の進行もちょっと「じれったい」感じがありました。
ストーリーは単純になるかもしれないけれど、高校時代のストーリーだけで、現在は最初と最後に少しだけ、という方がよかったかもしれません。
私が一番、じーんときたのは、亜紀が花嫁姿になり、重じいに「私、きれい?」(こんな台詞だったかな)と言うところです。朔と亜紀のウエディング写真もぐっときました。
それにしても、高橋一生がすごく若くてびっくりしてしまいました。
原作は未読で、ドラマ版も観ていませんが、ドラマの山田孝之が好評なので、そちらもいずれ観たいです。
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