「公開後に学校上映されていた。」チルソクの夏 うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
公開後に学校上映されていた。
2005年頃の徳島県内の高校生はこの作品を学校で視聴した人が居たと思う。
公開時は今ほど嫌韓が進行しておらず、ヘイトも感じにくかったが、今見ると偏見の目で観てしまいそうなことに恐ろしさを感じる。
一昔前の親父の山本譲二とか、今居たら非難轟々だろうなぁ。
手紙の文通で怒るんだから、どこに嫁行っても怒りそうだよ(笑)
韓国陸上の男子と小さな町の陸上女子の細やかな恋心を描きつつ、現実的には受け入れられ難い韓国との関係性を差別的として見ることも出来るが、それ以外の同級生たちも活発に生きており、ラストの歌を歌いながらの登場は、過去を思い返していくのみで物悲しかった。
嫌韓が進んだ現在ではこの作品も扱いづらいのかも知れない。昔は感じなかったヘイトの風を今は強く感じるので寒々とする世の中になりつつある事を実感する。
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