劇場公開日 1980年3月15日

「タイム風呂敷でタイムマシン直せるはずでは?」映画ドラえもん のび太の恐竜 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0タイム風呂敷でタイムマシン直せるはずでは?

2020年8月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

新卒の女の子がドラえもんの物真似をするというので大山のぶ代っぽいものを期待したが水田わさびに寄せたあまり似ていない代物だった
若いコにとってはドラえもんといえば大山のぶ代ではなく水田わさびなのだ

全国の映画館では『のび太の恐竜』2度目のリメイクが大ヒットしているようだ
それも影響してか幼少のとき以来久々にこの作品を観ることになった
初めてじゃないはずだが昔すぎてほとんど覚えていない
大昔にタイムスリップして恐竜ハンターという黒ずくめの男と首長竜の子供が出ることくらい
原作も読んだはずだけどアニメと違う部分も記憶にない

水田わさび版と違い親しみがあるはずの大山のぶ代版だが古すぎてこれもまた違和感があった
キャラクターデザインが微妙に違う
特にしずちゃんがかわいくない
のび太のパパの声が別人だ

映画化でスタッフのテンションがおかしくなったのか卵を服の中に入れていたときののび太が見たことない異常行動

ピースケはフタバスズキリュウだったんだな
すっかり忘れていた
フタバスズキリュウの化石は福島県で発見されたこともあり親しみがある

しずちゃんはお色気担当
着せ替えカメラは予想どおりの展開
シャワーを浴びるシーンでは2度も大胆にヌードを披露するファンサービス
古き良き完全に自由な世界

今思うとタイムマシンのデザインがダサすぎる
デロリアンのような発想は藤子・F・不二雄には無かったのか

結局タイムパトロールという大人たちに助けられる

恐竜の時代に思いを馳せるロマン
やっぱり心温まるいい話
何度もリメイクされるのは名作だからである

あと恋人ができたピースケに嫉妬する大人にはなりたくない

野川新栄