「劇場用映画第1弾」映画ドラえもん のび太の恐竜 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場用映画第1弾
『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』を観てから、このオリジナルを観た。
正直言って、リメイク版の方が優れているとしか思えないが、スピルバーグでさえ見たことのあるアニメなのだから歴史的価値は高い。のび太の一行がタケコプターで空を飛ぶシーンにインスパイアされて『E.T.』の自転車のシーンが作られたのかもしれないし、プロントザウルスに出会った感動はそのまま『ジュラシック・パーク』に影響を与えているのかもしれない。
リメイク版がほぼ忠実に踏襲していることは疑いもないのですが、あちこちに若干の修正があるようです。例えば、オリジナルでは恐竜ハンターの基地へ忍びこんだのはタイムマシンを盗む目的であるとか、タイム・パトロールが活躍しすぎて、子供たちの自主性を尊重していないところ、総合的にリメイク版の方が平和主義的である点でしょう。
細かい箇所では、のび太力士の真似をしてヒゲダンスを踊っているシーンが妊婦の真似をすることになっていたり、ティラノザウルスが火を怖がっていたシーンが怖くなくなっていたりと変更がありました。また、スモールライトとビッグライトを多用しているオリジナルはピー助が可哀想に思えてくる。未来の道具もオリジナルのほうが多かったようです。
しずかちゃんのヌードシーンはリメイク版では側面または背後からしか映していなかったのですが、オリジナルではなんと正面からモロに見せてます。しかも入浴シーンが2回ありました。新作のほうがおとなしくなるなんて、まるでシャーリーズ・セロンがだんだん脱がなくなってきていることに酷似しています。これも世の流れなのでしょうか・・・
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