ザブングル・グラフィティ

劇場公開日:

解説

盗賊まがいの少年少女の一団の活躍を描く。原案は矢立肇、原作は富野由悠季と鈴木良武、脚本は「機動戦士ガンダム」の荒木芳久、五武冬史、吉川惣司、伊東恒久の共同執筆。監督は「伝説巨神イデオン 接触篇・発動篇」の富野由悠季がそれぞれ担当。

1983年製作/84分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1983年7月9日

ストーリー

惑星ゾラと呼ばれている地球に住む人々は、乾いた大地の中、ひたすらブルーストーンを掘り続け、交易商人の手を介して支配階級イノセントにそれを納めることで生活物資を得ていた。そんな中でジロン・アモスは、どんな犯罪も3日で時効が成立するという掟を破り、両親を殺した流れ者ブレイカー、ティンプ・シャローンを一週間も追い続けていた。彼はふとしたことから仲間となったサンドラットという盗賊まがいの少年少女の一団とともに、新型ウォーカーマシン「ザブングル」を手に入れようとする。ウォーカーマシンは、ゾラの車であり作業メカだ。奪ったザブングルを持って、元の持ち主エルチ・カーゴのランドシップ「アイアン・ギアー」に乗りこむジロンとサンドラットたち。「アイアン・ギアー」は、各人が勝手な目的で勝手に動きながらも、イノセントが放つ数々の刺客を退け進み続ける。そして一行は、ティンプを通しイノセントがゾラの人々に対立を引き起こしているのを知る。

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映画レビュー

5.0真エンド

2023年5月13日
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泣ける

楽しい

興奮

大前提として映画単体として見ると正直低い点になってしまうのだが、本作の位置づけをTV版から続いたラインで見たトゥルー・エンディング・ルートだとすると満点の出来である。あのエンディングの「生き抜く感覚」は、何物にも変え難い。
一応本作のみでも富野由悠季という人の編集技術の為せる技によって見れなくもないが、やはりパニック感と何か前に進む感覚を少し摂取する、くらいしか楽しみ方がないように思う。映画としてそれが正しいかというと分からないのだが、是非TV版を見てから見て頂きたい。
メタフィクションをしっかりとしたストーリーラインのあるアニメで行った祖であるという点も評価すべきポイントだと考える。

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