「41年ぶりに観た」超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
41年ぶりに観た
テレビシリーズをリアルタイムで見て、劇場公開映画も当時のロードショーで観て、飯島真理さんのコンサートにも行って、もう41年経ったのですか。
劇場で再度観ると、映画のストーリーを忘れていたことに気付きました。一条輝とミンメイの出会いはこんな感じだったのか。ロイ・フォッカーの最後は無念でした。
改めて観ると、ストーリー展開に時代を感じます。男女の社会的役割を前提にしたセリフは今見ると大時代的、ただし映画版マクロスのプロットに関連するところですね。
ミンメイや早瀬美沙の性格描写は、当時の男が書いたシナリオの匂いがして違和感がありました。今ならもっと内面を掘り下げるのでは。
キャラクターの絵は肉筆のタッチが強く出て、独特な感じがします。
劇場映画のためにキャラクターデザインを新規に起こした、美樹本晴彦さんはスクリーンを下から見上げることを前提に、頭デッカチな等身にしたそう。
「愛・おぼえていますか」からエンディングの「天使の絵の具」まで、圧巻の展開。
「天使の絵の具」は飯島真理さんのオリジナルでは心の痛みを表すような沈んだ曲でしたが、映画用のテイクでポップな曲調に生まれ変わっています。昔の公開では動画が付いていなかったことを思い出しました。
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