星に願いを。のレビュー・感想・評価
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交通事故で死亡した青年が別人の姿で現世に戻る。 ただし、本人だとば...
交通事故で死亡した青年が別人の姿で現世に戻る。
ただし、本人だとばれてしまったら即消えなければならない。
昔、吉田栄作主演でほとんど同じ設定のドラマがあったのでそれ自体は目新しさはない。
だが、竹内結子はよかった。
青年と二度別れなければならないラストは切ない。
また、現実の世界では竹内結子の方が亡くなり、吉沢悠は生きているという事実もスパイスが効いている。
ちょっと粗いラブファンタジー
看護婦(竹内結子)と盲目の青年(吉沢悠)が恋に落ちる。
しかし事故で青年は亡くなってしまう。
神様から、自分を隠すことを条件に、4日間、戻ることに。
全体的に荒っぽい作りで、なんで?のオンパレード。
オリジナルのほうがいい
竹内結子の演技が素晴らしい!ついでに國村隼の演技もいい。こういう一直線の男気の喫茶店マスターって結構いるような気がする。
電車の中で数日間の復活をするシーンでのアナウンスの声がマンガっぽくて受け付けませんでしたが、結子ちゃんの演技力ですべてカバーしています。
オリジナルも観てみましたが、一長一短ありという感じです。こちらは丁寧な作りにはなっているものの、トマトジュースの伏線が活かしきれてなく、國村が結局は気付かなかったともとれる。保険金の受取人についても疑問が残るし、ラストはただキスするだけで、心を通わすまでには至らなく、竹内結子をを2度悲しませるだけの話のような気がしてならない。オリジナルは『星願 あなたにもういちど』。
人は永遠の愛を願う
私は死後の世界のことなどあまり信じていません。と言えば嘘になります。じゃあ、信じているかと言えば、それも曖昧です。要するに、わからないというのが本当です。
と言いながら、映画や小説の世界ではこの映画のようにロマンチックファンタジーがとても好きなのです。
人は死によって愛する人と否応なく別れざるを得ません。
逝く人も残る人も哀切で苦しいものです。本当はできることなら現実の世界でそういう哀しくて寂しい体験はしたくありません。
ところが、映画というものはそういう哀切な出来事を疑似体験することによって感情を浄化してくれるのです。これが映画の真骨頂だと思います。
この「星に願いを。」は、交通事故で亡くなった身寄りのない盲目の天見笙吾が数日間別の人間として生きることを許される。そして甲斐甲斐しく面倒をみてくれた看護師青島奏に自分の思いを伝えるために奔走するというストーリーである。
この映画のテーマは純愛である。
眼の見えない男性は容姿容貌のわからない女を愛します。一方、女性は姿形は別人である男性の心に愛する彼を感じるのです。
やはり、純愛は人を感動させるのです。
ラストで青島奏はやっと姿形は別の人間である天見笙吾が亡くなった天見笙吾であることに気づくのだけれど……
人は生きている間は喜怒哀楽ありますが、愛する者と死に別れるほど哀しいことはありません。
この世は理不尽で無常だということはわかります。
だからこそせめて愛の永遠性を願うのではないのでしょうか。
星に願うのではないのでしょうか……!
結構よかった!
死んでからはありがちな話だけど、
後半で竹内結子が吉沢悠を好きだったことを初めて知った。
なんか描写たりなくない?
実際にある人が死んで、新しい人が自分に現れたら本当にこんな感じで舞い降りてるんじゃないかな。
死んでからじゃ遅いよね〜。
大切なことを伝えるタイミングがいつであれ、
結末には満足です!
恋愛映画の隠れた名作
ひとを一生懸命に好きだったあのころ、きっと同じように苦しくて、切なくて、大切だった。想う気持ちが一度だけ叶うなら、こんな奇跡に出逢いたい。
当時「黄泉がえり」よりも好きだった映画。
竹内結子のひた向きさがとにかく良い。ハーモニカのメロディだけで聴かせてくれる音楽も素敵。ラストシーンは涙無しには観られません。
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