青の炎のレビュー・感想・評価
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青が目にしみる
ガレージを自分の部屋として使い、高価なロードレーサーに乗って学校に通う。バイトして、同級生がかすめてきたバーボンを買い取り。。なかなかいないよ、そんな高2は。練りにねった殺人計画だけど、それをホローするため2回目も決行。この計画は想定外のため雑過ぎた。計画なんてそんなものかも。単純に階段から突き落とす位の方が完全犯罪なのかもね。ただ湘南の海沿いを太陽の光浴びて走るシーンはすごく素敵で、岩場を抜けて学校まで行くけどしっかりシーン分けしていて良かった。赤より温度の高い青い炎。ニノ、アイドルしながらこの映画撮ったなんて凄すぎるよ。ずっと庇う嘘つくよって言ってくれた彼女とキスしてほしかったな。
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自宅(CS放送)にて再鑑賞。監督・共同脚本:蜷川幸雄。まだ映画化される前、某事件との類似性が指摘され、自殺したとされる犯人が参考にしたと云われる原作は贔屓の貴志祐介。初鑑賞時は読んでから観た。ほぼ原作に忠実。主演の“櫛森秀一”役、二宮和也は相変わらず微妙。普段、饒舌でハイテンションな山本寛斎の“曾根隆司”に多少の違和感。“山本英司”刑事の中村梅雀が良かった。原作とは微妙に違うツンデレキャラ“福原紀子”の松浦亜弥、物語のラストを飾る表情の変化が事の顛末を伝え、活字には無い映像の力を感じた。60/100点。
・鑑賞日:2012年3月21日(水)
「殺されてもいい人間なんて一人もいない」と言った直後に、裁判で嘘...
「殺されてもいい人間なんて一人もいない」と言った直後に、裁判で嘘をつきとおすと断言した紀子の性格は疑問。そして、カッとなる性格の人間には所詮完全犯罪なんて似つかわしくないということが良くわかった。
やはり、17歳の主人公という設定では、最終的に少年法に護られているという意識があざとく感じられ、直情的に無計画に殺人を犯したほうが可愛げがあるというもんだ。それでも、同級生を偽ナイフを持たせて殺すシーンはお見事だった。
暗い。けど好き。
高校生のニノと母と妹、それから母の元夫が
一つ屋根の下に住んでいる。元夫は酒に溺れ、
暴力、暴言をふるう。
母と妹想いのニノは、そんな元夫が許せない。
早く出て行ってほしいと母に伝えるが、なんと
妹の本当の父はその元夫で、血のつながりがあるためなかなか追い出せないということがわかる。
それなら、殺してしまおうと、完全犯罪を試みるもののやはり17歳。結局は、うまくいかなかった。大好きな母と娘には迷惑をかけまいと
最後は悲しい結末。
一人ひとりの演技が素晴らしくて、見ていて入り込んでしまう。
青春は揺らめく炎のように
DVDで鑑賞。
原作は未読です。
友人に勧められたので観ました。
繊細且つ大胆な一面を併せ持つ少年を、若き日の二宮和也が演じていました。思春期の不安定な心情を見事に表現。この頃から演技が上手かったんだなと感心しました。
松浦亜弥が二宮の同級生役で出演。主人公と孤独を共有し、友情でも恋愛でもない関係を構築していく役どころでしたが、アイドルとは思えない本格的な演技に目を見張りました。
中村梅雀は一見平凡そうに見えて実は切れ者な刑事を演じていて、これがまたベストマッチでした。捜査の初期段階から主人公に疑惑の目を向けますが、その心情に寄り添おうとする優しいキャラクターを見事に体現していました。
危険にひりつく感情を夏の暑さが増幅していくようで…。母と妹を救うために殺人を犯した少年の心情が丁寧に描かれていましたし、主人公が追い詰められるサスペンスが秀逸でした。
※修正(2023/04/07)
ファンじゃなくても心に刺さる
私が8歳だったころに公開された映画。二宮くんは今よりも声が少しだけ高くて、でも演技の仕方や笑い方、ふとしたところは良い意味で今のままでした。
妹さんに普段は素っ気なくしつつ、重要な場面では、しっかりお兄ちゃんを演じるシーンは思わず自然と涙がこぼれました。兄妹ってあんなに仲が良いものなのかな?血の繋がりがないから逆にそうなるのかな?と考えさせられました。
自分を後回しにし、妹や母をいたわるシーンや死んだ父に代わり一家で一人の男として、家族を守ろうとするしゅういちの強い思いがスクリーン越しに伝わってきました。
殺すしかなかったのかもしれない、でも殺人はいけない、でもどうしたら良かったんだろう、結局は親に従うことしか出来ず、未成年ってどうにもできない、家族を守りたいという思いとは裏腹に空回りしてしまうやるせなさ。
しゅういちは、トラックに跳ねられてしまったのだろうか、と救いがなく鑑賞後切なさでいっぱいになりました。母や妹に迷惑をかけたくない、とのりこに話すが死を選ばれることが周囲はいちばん悲しいのではないでしょうか。
また、怒りを赤ではなく青で表し、海や部屋、水族館など様々な場面で綺麗な青が観られます。
シリアスな内容・・
美術部にいて、ロードレーサーに乗って、コンビニでバイトする高校生の役に嵐の二宮和也。義父が気に入らなくて殺し、それをネタにゆする友人も殺してしまう。二宮和也は演技が上手い。映画のストーリーも面白い。思わず感情移入した。舞台が鎌倉なのも良かった・・2003年の邦画。
意外とおもしろい
全体的にメリハリがない。
メリハリが無いんだけど、意外とテンポが早く、見やすい。
淡々としている映画が好きな人はいいと思う。
もう少し、殺人を決意するに至る心情、彼女の存在、とか。
二宮はよかった、ここから、上手くなっていったんですね。
松浦あやも、掴み所のない彼女という意味では良かったけど、最後まで掴めなかった。
かなしい
元義父の曽根の存在が邪魔でどうしようもない時に彼を殺してしまった主人公。しかしそのあと曽根ががんであることを知る。結局それを知られたしまった友人からゆすられ、どうしようもなくなってその人も殺してしまう。これらのようなどうしようもないこの状況に陥った時、自分はどうするだろうか。
無駄だったとは言いたくない。
愛する家族と平和な生活を守りたい一心で義父を殺害した少年が、結局自らの罪に押しつぶされていく姿を鮮烈に描く。
もしも、あの男が自分の家に出這入りしていたら、私も秀一と同じことをしていたかもしれない。
たぶん、私は突発的にだと思うけど。
もう少し、我慢していたら…
もう少し、早く病気が進行していたら…
静かでちょっと重い作品だけど、
観て良かったなって、思います。
にのちゃんの芝居には、ただただ驚かされるばかりです。
無駄だったとは言いたくない。
愛する家族と平和な生活を守りたい一心で義父を殺害した少年が、結局自らの罪に押しつぶされていく姿を鮮烈に描く。
もしも、あの男が自分の家に出這入りしていたら、私も秀一と同じことをしていたかもしれない。
たぶん、私は突発的にだと思うけど。
もう少し、我慢していたら…
もう少し、早く病気が進行していたら…
静かでちょっと重い作品だけど、
観て良かったなって、思います。
にのちゃんの芝居には、ただただ驚かされるばかりです。
人間とは、家族とは
小学生の時に初めてこの映画を見ました。
正直、最初見たときは
「あぁ、こういう映画よくあるな」と
対して何も感じませんでした。
けれど高校生になってたから
また見返したとき、
私はエンドロールで自然と泣いていました。
家族は血を繋がってるから家族なのか
他人に心が動くのは同情してるからなのか
簡単に答えなんて出ないと思います。
けれど、この映画からは人間愛を感じました。
人を愛する気持ちはとても温かいものなんですね。
死んだ子犬のような眼
stand up! というドラマを観てからこれを観た。
びっくりするほど違う。ドラマではしっぽを振った子犬のように面白い子だったのに。
どっちも監督の色がでてるねぇ〜
蜷川さんなので情緒的芸術的な作品だけど、ミステリなので殺害の手口は なるほどでした。
最後の時の眼がすごく好き。
好き嫌いはいけないなと感じた作品。
2011/08/21 00:37
見終わってなんともいえない・・虚しいでもなくて、悲しいでもなくて・・
言葉にできない気持ちになりました。
邦画を極力避けながら映画観賞してきた私ですが、この映画を通しイメージがガラリと変わりました。
私が一番印象に残ったシーンゎやはり水槽越しに2人が向き合う所。
透明なガラス越しに触れ合っている感覚になるけど、やはり触れ合えない。
他人の心の痛みに触れたくてもそこにはやはり壁があり1つに共有できない。。
色々考えすぎてしまうシーンでした。
ただ一つ物申したい事ゎなぜアヤヤなんだ?と。「ずばぁぁっと〜」のイメージが強すぎてシリアスな演技がなんだかなぁ・・・と。当時の人気が後押ししたのか?
刑事2人もチェンジ希望です・・・。
普段のキャラクターイメージが濃すぎる人々なので、見てて若干面白くなってくるのがこの映画の唯一残念な所(この刑事実はチャリより釣り好きなんじゃないかな的な・・)
しかし、邦画を見る目が変わったしまた違った作品も見たいと思うキッカケとなってくれた作品でした。
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