「黄昏時と聞くと常に思い出す名作」たそがれ清兵衛 マックさんの映画レビュー(感想・評価)
黄昏時と聞くと常に思い出す名作
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まず見所ですが、真田広之氏演じるたそがれ清兵衛と宮沢りえ氏演じる朋江との身分を超えた恋の行方です^ ^
結論として、最も演技が光っていたのは宮沢りえ氏でした。たそがれ清兵衛の幼なじみ役であった彼女がフレームインするとなぜか明るくなる現場の雰囲気、少し映像が出ただけで彼女が映画に必要不可欠な存在だと感じさせられる。
演技のポイント
・真田広之氏: 下級侍として生きながら、認知症になった母親の看病や家族を食わせる為、ひたむきかつ保守的に仕事へと励む姿がとても惹きつけられます。また、〜だす、わたすは、〜でがんすなど侍時代の言葉遣いなど表現されていました。一点だけ気になったのは、現代の言葉も混じっているような台詞回しがいくつかあった点です。これは演技というより脚本に原因があるかもしれないですね。
・宮沢りえ氏: たそがれ清兵衛より少し位の高かった家の出身の朋江は、位に関係なく交流すべきだど分け隔てなく誰とでも平等に接する姿に引き寄せられます。たそがれ清兵衛が一騎討ちに赴く前、たそがれから好意を寄せられていたことを聞かせられた時の反応もまさに幼なじみで好意を寄せていた人からの思いに感動しながらも他の人との婚約を受けてしまったことを表現する姿はまさに女優でした。
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