「篠原監督は好きなのになぁ。」木曜組曲 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
篠原監督は好きなのになぁ。
原作は恩田陸。何だか19世紀にあるような古典的な推理小説の雰囲気だ。警察による科学捜査が全くないこと、あっさりと自殺と断定した竹中直人。青酸系の毒に関してもわけがわからない。現代には全く通用しない内容だ。
フィルムの長回しが多く、舞台劇クラスの台詞の長さ。よく頑張ったな、くらいの感想です。ギャグとしか思えないほどの京香の推理や回想シーンがいつのものかわけわからなかったりして、文学的な味わいを求めるのなら、何故映画化するのかと疑問符が打たれます。結局は、浅丘ルリ子と加藤登紀子のための映画だったかな。
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