劇場公開日 2002年10月12日

「篠原監督は好きなのになぁ。」木曜組曲 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0篠原監督は好きなのになぁ。

2021年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 原作は恩田陸。何だか19世紀にあるような古典的な推理小説の雰囲気だ。警察による科学捜査が全くないこと、あっさりと自殺と断定した竹中直人。青酸系の毒に関してもわけがわからない。現代には全く通用しない内容だ。

 フィルムの長回しが多く、舞台劇クラスの台詞の長さ。よく頑張ったな、くらいの感想です。ギャグとしか思えないほどの京香の推理や回想シーンがいつのものかわけわからなかったりして、文学的な味わいを求めるのなら、何故映画化するのかと疑問符が打たれます。結局は、浅丘ルリ子と加藤登紀子のための映画だったかな。

kossy