「なぜ千年「女優」なのか、ラストでわかります。」千年女優 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜ千年「女優」なのか、ラストでわかります。
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※2024.01.21. 二回目の鑑賞。【シネリーブル梅田】
①フランスの友人から一番好きな日本のアニメ映画として薦められた作品。楽しめました。②とてもcleverなplot. 戦前からのスター女優(「原節子」がモデル?)の一生と、彼女の一連の主演映画(オマージュが沢山あってモデルとなった映画を知っていれば尚更楽しい)と、戦国時代以降の日本史とが目まぐるしく交錯する筋立てにグイグイと引き込まれる。③随所にヒネリがある映画だが、最高のヒネリはラストのヒロインのドライな台詞。最後の最後まで初恋の想いを貫く女性の純愛ものと思わせながら(裏返せば実は立花の純愛ものである)、最後の最後で彼女が生涯を通して貫きたかったのは実は「女優」であることの自己愛(自己嫌悪と表裏)だったのがわかる或る意味映画の風景を180度変えるオチが心憎い。④そうそう、「14番目の月」ネタがありましたね。勿論、映画の主幹に関わっているテーマでもあるけど、今監督はユーミンのファンなのかな(私と同世代!だし)
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