「一番キライなオチ」映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦 宮西瀬名さんの映画レビュー(感想・評価)
一番キライなオチ
クリックして本文を読む
「ほら、大切な仲間が死んじゃったよ?感動したでしょ?ねぇ?ねぇ?」と押し付けられている気がしてならない。
あのオジサンを殺す必要はあったのか?
映画の締りを良くするために殺したようにしか思えない。
コメントする
もんもさんのコメント
2022年7月31日
又兵衛が死んだのはおそらくしんのすけたちが来た時空の歪みによって死ぬ時間がずれただけですよね。この映画は、おじさんが死んだから泣いてくれ、という安易なことを伝えたいのではなく、しんのすけやその家族が起こした一連の奇跡や、姫や又兵衛の気持ちは、大きな歴史の波の中では「些細なこと」でしかないという全体のスケールが、最後に切なさを産むのだと思います。そのためには、登場人物の恋にもけじめをつける必要はストーリー上あったと思いますよ。で、これだけ戦国時代に戦をリアルに描いておいて、姫と一人の家臣が結ばれました、、、ではそこまでのリアリティが台無しなのです。
他のクレしん映画で戦国時代や過去を描いた作品もありますが、それとは異なり戦の作法などを緻密に描いたのは上記のメッセージを伝えるための必要要素だったと思います(ファンタジーの中の、歴史的リアリティのため)。つまり単純な目先の『おじさんが死んだ・生きた』で感動させようとは思って居ないのだと思います。(それならあそこまで緻密に戦を描く必要なくおじさんを殺せばいいので。)